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新着情報

「地域創生論」の第五回講義が行われました

授業関係
5月12日、「遠野市の課題と地域戦略―『遠野スタイル』によるまちづくり2016―」をテーマに、本田敏明遠野市長より「地域創生論」第五回目の講義を行っていただきました。

講義では、遠野市は少子高齢化と人口減少が進み、産婦人科医がいないなど厳しい状況にあるが、いたずらに人口増を図るのではなく、人口減少の現実に即した仕組みや戦略を考えることが必要であり、基礎自治体としてできることに挑戦してきたのが遠野市のまちづくりであることが何よりもまず強調されました。
具体的には、少子化対策・子育て支援として「わらすこ条例」を制定し、モバイルCTGを活用した妊婦健診の実施など、「子供を産み育てるなら遠野」といわれるようなまちづくりを進め、特区の活用や遠野遺産の認定などユニークな取り組みを市民とともに進めてきたこと、防災・減災を意識し周辺自治体との間で水平連携を深めていることが具体的を事例に即して熱意をもって語りかけられていきました。
本田氏の講義は遠野市長としての高いリーダシップと独創的なまちづくりの経験に裏打ちされたもので、学生にも感じ入るものがあったと思われます。
講義の最後には受講者から、遠野の天然資源活用のあり方や語り部の活動について質疑がなされ、充実したものとなりました。

次回は、「グローバリゼーションとローカリゼーション」というテーマで本学大学院教授斉藤国雄先生が講義を担当します。