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新着情報

第2回「地域創生論」岩手県政策地域部副部長の小野博氏を講師に迎えて

授業関係
 4月19日、桜の花が咲き始めた麗らかな春の陽ざしのもと、地域創生論の第2回目の講義が、富士大学5号館階段教室で行われました。今回は岩手県政策地域部副部長の小野博氏を講師としてお迎えし、『「岩手県の「地域創生政策」~人口の展望と「ふるさと振興」の取組み~』とのテーマで講義をしていただきました。
授業でははじめに、岩手県の人口状況について統計資料や調査資料をもとに県が分析した現状と課題、将来人口の展望等について示されるとともに、これらを踏まえ岩手県として人口減少対策を県政の最重要課題として位置づけていることを確認しました。そして現在進行する県の人口減少に歯止めをかけ、活力ある岩手を実現するために平成27年に「岩手県ふるさと振興総合戦略」(平成31年までの5年間)を策定し、「ふるさと振興」に係る様々な施策を積極的に展開していることが示されました。小野氏は、プロジェクターと配布資料をもとに、岩手県において人口減少を引き起こす要因はどこにあるのか、人口減少に伴う課題は何か、新たな人の流れを生み出すための具体的な取組みや施策およびその特徴等について、要点を整理し受講者にわかりやすく説明されました。
 その後質疑応答の時間を設け、受講者から小野氏に、岩手県のスポーツ・文化施策の特色、大学と地域振興、合併特例債の状況、余暇の充実に関する施策、生物資源に係るものづくりのイノベーション戦略など、様々な角度からの質問が出され、それに小野氏が答えるかたちで活発な意見交換がなされました。岩手県の地域創生政策の内容、課題および展望に関する理解が深まるものとなりました。
 次回は、「地域はこのようにすると活性化する」というテーマで一関市長の勝部修氏が講義を担当します。