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新着情報

田野畑村 明戸地区防潮林再生記念植樹会に参加しました。

イベント
 平成30年8月25日(土)岩手県・田野畑村で開催された「明戸地区防潮林再生記念植樹会」(主催/岩手県沿岸広域振興局、田野畑村、岩手県緑化推進委員会田野畑支部)に、本学から学生3名(4年生1名、3年生2名)と職員1名が参加しました。

 7年前の東日本大震災津波によって明戸地区の防波堤と防潮林は、ほぼ全てが壊滅し流失しました。(写真1…震災前)その後6年をかけて行ってきた明戸地区の復興事業は、今回の防潮林植樹で最終となる見込みのようです。長い歴史の中で集落を守ってきた防潮林の再生を地元の方々をはじめ参加者約100名で、鳥取県で育てられたクロマツの苗木500本を丁寧に植えました。(写真2…震災後)今年度中に、12,000本の植樹をする計画ということです。

 田野畑村役場産業振興課の方とのお話の中で、今回植樹したクロマツが20mの高さに成長し、防潮林として形成するのは40年後とお聞きしました。これから長い時間はかかりますが、この地区の未来に繋ぐお手伝いを少しでもできて良かったと思います。



【参加した学生のコメント】

佐々木 和さん(4年・小林ゼミ)
「震災後7年が経ちましたが、甚大な被害を受けた場所に立ってみると、まだまだ復興には長い時間がかかると強く感じました。今回植樹したクロマツの苗木が大きく育ち、この地区に暮らす多く人々を守ってほしいと願いながら、一本一本植えさせていただきました。」

五十嵐 舞さん(3年・東海林ゼミ)
「震災による大きな被害を受けていない私ですが、現在、復興整備が進む中で、改めて津波による被害に遭われた地区に伺いました。防潮堤の震災遺構を見て、当時の悲惨さを目の当たりにしました。一緒に参加した地元の子供達の未来に、少しでも力になればと思いを込めて植樹しました。」

小野寺 一磨さん(3年・鈴木ゼミ)
「同じ岩手に暮らす者として、沿岸地区でのこのような会に参加できて良かったと思います。今回植えた苗木が無事に成長し、将来、この地区の災害が最小限に食い止められることを願っています。これからも地域の活動に積極的に参加し、少しでも貢献できればと感じました。」