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関上ゼミ マーケティング論 観光グループ 第3陣 留学生による 花巻空港 上海・台湾旅行客の出迎えボランティア活動

授業関係
 去る、5月18日(土)午後13:30~18:30 花巻空港 国際線出迎えゲートにて上海・台湾からの観光客約200名を出迎えました。
(1)上海便観光客(130名)の出迎え
予定到着時刻 午後2:10 花巻空港着(出発 中国上海 10:15)。 当日の天候は快晴。予定通りエアバスは花巻空港へ到着した。
留学生を含むボランティアグループは、晴天の中、花巻空港3階の出迎えデッキにて、上海発エアバスが時間通り到着するのを待った。当日は、「藤原の郷」の協会メンバーの方々2名、岩手県観光課国際観光担当の方1名と共に出迎えた。
ボランティアグループは“ようこそ花巻へ”という横断幕を広げ、各自中国国旗を手にしながら一生けん命上海観光客の方々に歓迎の気持ちを込めて旗を振り続けようとしていた。
この日は、天候もよく家族連れの方々が多く上海便を出迎えに来ていた。デッキ参集った家族連れの中には幼児数名が見られ、3回のデッキ上を元気に走り回っていた。観光協会の方が旗を振ってみてごらんということで手渡した「花巻観光協会歓迎旗」を、我々とともに幼児等は左右に旗を繰り返し振り歓迎する姿が見られた。
幼児らを見守りながら、彼らはこの日(歓迎の気持ちで)旗を振ったことを生涯忘れることはないだろうな!と願いながら、できればこれをキッカケに日中・日台の友好親善大使になってもらいたいものだと想像していたのは我々だけだったのだろうか!

(2)台湾便観光客(66名)の出迎え
台湾からの観光客は、午後4時50分 花巻空港に予定通り無事到着した。台湾から到着した観光客の方々は、とても陽気な観光客の方々であった。台湾からのご一行の方々は、出迎えゲートの横断幕前で記念写真を撮影する姿が多くみられ、何人もの方々がカメラアングルを気にしながら記念写真に納まっていた。皆さんの素敵な笑顔が印象的でとても人懐っこく感じられ、われわれ留学生を含むボランティアメンバー達は疲労困憊しながらも、観光客の方々の笑顔を見ながら、歓迎することの意義を考え続けていた。
留学生の一人は母国ではこのようなボランティア活動を見たことなく、自分は初めてボランティアというものを体験した。今こうして台湾の観光客の方々が、国際線の出口でわれわれに出迎えられたことを心から喜んでいる様子を見たときに、ボランティア活動はとても大切なものだと思うと語っていた。この体験を数年後に本国の韓国に帰国した後に、できれば何かのボランティア活動を展開してみたいものだとも語っていた。
さらに、留学生は富士大学に入学後、大学の講義と部活動の生活が大半であり、学生寮を往復する日々が続いていたが、このような形で大学外の活動に参加することで、日本の文化や生活習慣を学ぶ機会となったことと語っていた。
このボランティアの学生たちは、「藤原の郷」の観光協会の方々からは一度ぜひとも藤原の郷を訪問してほしいというラブコールを頂戴していた。一同、ぜひお伺いいたします!と返答しながら、彼らの交流が一層深まる機会が訪れることを願った。

第3陣 関上マーケティングゼミ観光グループボランティア活動のまとめ
今日の日中ならびに日韓の緊張した政治情勢が続いている中で、今このように人が人を出迎える(ある意味「饗」)という、小さなボランティア活動を共同で実施したことは、これからの国際社会情勢の中で国々が共生する必要性を共に考える良い機会になるのではないかと感じた。これこそ今我々が直面する厳しい国際情勢をソフトランディングさせるために一人一人ができる必要な活動ではないか、そのようなささやかな活動を通じてもしかしたら国際社会は成り立つのではないか!そのような考えがボランティア活動で疲労しているわれわれのからだとは裏腹に心の中に熱く燃え上がってくるものを感じた!今回のボランティア活動はこのようなものであった。