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新着情報

フィールドワーク「寒冷フィールドサイエンス教育研究センター」(岩手大学農学部)を実施しました。

授業関係
本学は、2016年5月に岩手大学農学部と「寒冷フィールドサイエンス教育研究センター(FSC)」の共同利用における協定締結をしています。
今年度の1回目のフィールドワークは、一次産業と経済学の結びつきの体験型学習となりました。

〇滝沢農場、滝沢演習林でのフィールドワーク
日 時:7月10日(水)午後
参加者:教養演習(1年生…藤原ゼミ、田中ゼミ、遠藤ゼミ)
専門基礎演習(2年生…地域貢献人材育成プログラム藤原ゼミ)
専門演習Ⅰ(3年生…遠藤ゼミ)
の学生33名、教員2名 計35名
内 容:農場到着後、由比進教授(野菜育種学)から野菜に関するミニ講義を受けました(写真1,2)。日本で手に入る野菜の種類数、ダイコンとカブはどう違うのか、品種とは何か等をクイズをまじえながら教えて貰いました。由比先生が開発したクッキングトマト新品種の「すずこま」については、その市場開拓(マーケティング手法)の話もありました。その後は農場でトマト畑のマルチ張りと苗の定植作業(ミニ講義で習った「すずこま」の苗)(写真3,4)とブルーベリー摘み収穫作業(写真5,6)を行いました。
演習林では山本信次教授(地域資源管理学)から、花巻地域を事例に森林利用の地域経済効果や森林の果たす多面的機能(生物多様性維持・水源涵養や保水・森林浴機能)等につき、林内を散策しながらミニ講義を受けました(写真7,8)
農場での感想には、「土地や環境に適した野菜の品種改良の大変さを学べた。」、「地域や環境の違いで野菜がいろいろな品種になるのが面白い。」、「食べ物を育てる大変さを知った。これからは作る人達のことも考えながら食事をしていきたい。」、「ブルーベリーの収穫は地味で大変でしたが、あの作業がなければ世に出ないことを知り、農家さんのありがたみを感じました。」などがありました。
演習林での感想には、「演習林に入った瞬間とても涼しいことに驚いた。」、「木が1本で50万円近くもすると聞いて驚いた。でも育つまでには時間がとてもかかるから大変だなと思った。」、「180年育てて50万円は少し安いと思った。」、「岩手の木である赤マツが病気で減っていることを初めて知りました。人間の暮らしの中で森は大事なのだということが分かりました。」、「様々な樹木が生えていたり、虫が多かったりと多様な生態系を森がもたらしてくれているのを実感できて良かった。」、「自然環境を整えるための森林の役割のすごさを知れた。」「森林に関する経済学が少し学べた。」、「森林はとても落ち着く環境であり多面的機能があるのでフル活用していきたい。」などがありました。

(写真1,2)             
写真1

(写真3,4)


(写真5,6)


(写真7,8)