文字サイズ
※翻訳が不十分な場合もございます。
ご了承下さい。

新着情報

岩手県県南広域振興局主催 県南圏域環境交流フォーラムfor SDGs出席

イベント
日時:令和2年2月12日(水) 12 :30~16:20
場所:奥州市文化会館Zホール・展示室
主催:岩手県 県南広域振興局保健福祉環境部
出席者:関上 哲准教授、畠山 慧さん(経済学部経済学科3年)
 県南圏域環境交流フォーラムfor SDGsが開催されました。この企画は、岩手県南エリアにて、北上川流域の企業やNPO・市民のボランティア等の枠を超えたネットワークをつくり、北上川流域の環境浄化を通して市民が自然の恵みを満喫できる環境づくりを促進することを目的としています。今回のテーマは、“内陸・北上川流域から海ごみゼロの未来へ”。
第1部  自然・環境保全活動功労者表彰式
    早池峰地域保全対策功労 大上 孝氏(県・グリーンボランティア・早池峰ボランティアの会所属)
第2部 招待講演「海ごみはもはや他人事ではない!?~東京“荒川”の活動から~」
    講師:今村 和志氏
    (NPO法人荒川クリーンエイド・フォーラム事務局長)※海ごみゼロアワード2019最優秀賞受賞団体
第3部 交流ディスカッション「身近な流域活動から考える2030SDGsへの取り組み」
    パネリスト:薄衣 智之氏(和賀川の清流を守る会事務局)
          菅原 惠子氏(NPO法人奥州・いわてNPOネット理事長)
          内田 尚宏氏(一般社団法人いわて流域ネットワーキング代表理事)
          今村 和志氏(NPO法人荒川クリーンエイド・フォーラム事務局長)
   アドバイザー:三浦 史人氏(県南広域振興局保健福祉環境部技術主幹兼環境衛生課長)
    司 会 進 行:及川 和志氏(県南広域振興局保健福祉環境部主査)
第4部 SDGsと海ごみ対策に向けて「岩手県海外漂着物対策推進地域計画について」
          講師:及川 慎司氏(岩手県環境生活部資源循環推進課主査)
  今回のフォーラムは、「Think Globally、Act Locally」という世界的環境保全活動の標語を逆に捉え直し、日頃の北上川流域の清掃活動から今日的循環型社会形成のため、SDGsの17の目標について考えてみようと視点から開催されました。
事実、今村和志氏より荒川河川敷の清掃を展開している活動の中で、清掃活動の限界点として流域に暮らす生活困窮者の存在があり、河川流域を汚す問題と生活の問題は結びつき、環境活動にも人権問題が深くかかわっているという指摘がなされました。環境保全活動の限界と、さらに循環型社会形成は深く結びついているという現実的問題を直視する機会となりました。
 最後に、質疑応答と意見交換の中で、参加した畠山 慧さん(経済学部経済学科3年、花北青雲高出身、関上専門演習)は「このフォーラムでの話をお聞きし、学生として地域活動への参加が不可欠であると感じました。それと同時に、本学にボランティア活動が要請された場合は、積極的に参加していきたい。」と感想を述べ、パネリストや参加者の方々に大きな拍手をいただきました。
 今回、改めてSDGsの奥深さと様々なボランティア活動の必要性、地域経済活動には、SDGsが関わっていると確認できました。
 今後、本学の新たなカリキュラム作りのベクトルが示唆されるフォーラム参加となりました。