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新型コロナウイルス感染者全員の退院報告と新たな生活様式の取り戻しにむけて

お知らせ
2021年2月8日

  皆 様 へ


富士大学 理事長 青木  繁
                                学 長 岡田 秀二


新型コロナウイルス感染者全員の退院報告と新たな生活様式の取り戻しにむけて


 年末年始の帰省から戻った寮生が1月14日に新型コロナウイルス感染症に罹患したことが明らかとなり、同じ寮の学生と同じスポーツ部の学生にも感染が確認されました。それ以降今日まで、地域や県内の皆様には実に多くのご心配をおかけし、また不安な毎日を過ごさざるを得ないという、迷惑をおかけする事態となっておりました。しかし、お陰様で先週末には全ての罹患者が完治し退院することが出来ました。取り急ぎご報告をさせていただきます。

 感染者の発生直後から本学は、当該の寮は勿論全ての寮の外出禁止と全ての部活動の停止措置をとり、感染拡大の防止に最大限努めてまいりました。幸い、感染が地域に及ぶこともなく、感染者も全員が軽症にて完治し、また新たな体調不良者の発生もなく、今日ここに安心な環境を取り戻すことが出来ました。

 この間、寮生や部活生のいわゆる巣ごもりに対し、花巻市を始め実に多くの皆様方から応援の物資やメッセージが届けられ、巣ごもりと感染拡大防止活動に取り組む全ての教職員学生に大きな力と勇気を与えて頂きました。それがあって今日のクラスター収束状況を迎えることが出来たと思っています。改めまして心よりの感謝を申し上げます。

 新型コロナウイルス感染症に対応するには、今日的生活スタイルを大きく変えざるを得ません。「新たな生活様式」をしっかり実践していくことが必要です。しかし、限りなく委縮した生活に籠らなければならないという事ではないと思います。スポーツを愛し・楽しみ、時代に合わせつつ人々を幸せに導く学問形成に挑戦する、その意欲と理想を失ってはならないと思います。感染防止に最大限の注意をしながら、徐々に部活動の再開と寮生活の「新たな日常」を取り戻してまいりたいと思っております。ご理解を賜ります様お願いを申し上げます。

 富士大学は、コロナ禍のこの経験をも踏まえ、自然や本来的人間性を尊重する、新たな経済社会を目指す教育と研究を一層推進してまいります。引き続きのご支援とご教示を賜ります様お願いを申し上げ、報告とさせていただきます。