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新着情報

富士大学地域連携推進プラットフォーム事業 「花巻市および周辺地域内エコシステムモデル構築」第3回地域協議会を開催しました。

お知らせ
2021年3月22日(月)、本学を会場に林野庁事業「花巻市および周辺地域内エコシステムモデル構築事業」令和2年度第3回地域協議会を開催しました。
6号館2階大会議室および一部参加者はWEBで、本年度の事業結果報告、事業の近況確認、継続検討課題および来年度事業について討議がなされました。

  



主な報告、討議内容は下記通り。
・ネクスコ東日本の高速道路管理伐採木の利用について
 来年度から社会福祉法人悠和会銀河の里(以下”銀河の里“)でネクスコ東日本の高速道路管理伐採木を利用した燃料用チップや薪、および敷料(家畜舎用)や肥料の製造が出来る様になります。ネクスコ東日本にとり、処理費をかけて処分(産廃処理)していたものの有効利用が図られ、処理経費の節減が図れ、その材の提供はカーボンニュートラルで社会貢献になるものです。一方利用側では安価な原料確保による燃料チップ製造コストの削減が見込めWINWINの関係が実現します。ネクスコからの材は2021年4月より銀河の里での受け入れ開始し利活用の実証が開始されます。

・銀河の里での燃料チップ、敷料等の利用、チップボイラー導入について
銀河の里は従前より薪の自家製造と薪ボイラー利用(施設および農業用ハウスの補助暖房用)を行っていましたが、上記により新たな燃料が確保できることになります。今後、薪ボイラーの追加更新やチップボイラーの新設導入を計画します。今年度事業でその概略検討を行ないました。また銀河の里は農業もやっていますので敷料や肥料の自家使用も出来ます。次年度以降は燃料チップ、薪、敷料等の地域内エコシステムとしての有効利用)が検討課題となります。

・富士大学へのチップボイラー導入検討について
 パッケージ型チップボイラー(100kw)設置場所を当初検討の第2陸奥寮東端でなく既存機械室側とすることよる設備費低減、上記銀河の里で製造する安価なチップ利用によりその経済性は、総設備費5000万円、燃料チップ価格(6.3円/㎏)、設備費半額補助で投資回収年数は8.4年という試算となりました。次年度以降は導入実現のための方策の検討を行ないます。

・上記以外としては、森林由来の未利用材等利用および新規熱需要先の発掘が重要課題であり、来年度以降も行うこととし本年度最後の協議会を終了しました。

当事業は来年度も公募されることが決定されています。富士大学は本件を本学の「地域連携推進プラットフォーム事業」として引き続きコーディネーター役を果たしていきます。