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新着情報

遠藤教授が花巻ユネスコ協会理事会で『「人新世」の環境とエネルギー vs 花巻市および周辺地域内エコシステム』を講演しました。

お知らせ
12月11日(土)に遠藤教授が花巻ユネスコ協会理事会で講演を行いました。

 講演内容は以下の通り。
 人類の化石燃料の大量利用が、過去1万2千年続いてきた完新世(安定していた気候の時代)を終わらせ、新地質新時代=「人新世(ひとしんせい)」(不安定な気候の時代)に入ったいう説を紹介しました。人間活動による森林・サンゴ礁・氷河の減少やマイクロプラスチック堆積等々が地質的痕跡になっています。
 講義では、人類のエネルギー利用の変遷、文明の盛衰とエネルギーの関係、日本の国土空間の特徴、森林の果たしている多面的機能、森林資源の超ローカルな活用事例として富士大学が全体コーディネート役で進めている林野庁事業「花巻市および周辺地域内エコシステムモデル構築事業(木質バイオマス資源の熱利用)」などを紹介。我が国でも本年5月に国会で「地球温暖化対策推進法改正案」が全会一致で可決され、地域脱炭素は待ったなしです。中でも木質バイオマス熱利用は小規模ですが地域経済効果が高い有望なオプションです。その事例が「地域内エコシステム」。講演終了後の質疑応答も通し、富士大学の地域貢献活動へのご理解をいただきました。

 講演日時 2021年12月11日(土) 14時30分から16時
 講演場所 花巻ユネスコ協会会館 (花巻市御田屋町)
 講演対象 花巻ユネスコ協会理事 12名参加