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岩手県農林水産部が開催する政策提案型調査研究コンテスト「Wild Cup 2022」で経済学部宮川ゼミ所属の3年生3名が特別賞<SDGS賞>を受賞しました

イベント
 令和4年8月9日(火)、岩手県農林水産部が開催する政策提案型調査研究コンテスト「Wild Cup 2022」で、経済学部宮川ゼミ所属の3年生3名がプレゼンテーションを行い、審査の結果、特別賞の<SDGS賞>を受賞しました。
 このコンテストは、「岩手県農林水産業の“収益力アップ”や農林水産業を核とした“地域活性化”を目指す構想」をテーマとして開催され(説明写真1)、学生グループ部門に、本学と農業大学校の3チームが参加しました。

 富士大学チームは、「摘果若りんごを廃棄から救い、持続可能な農業経営と環境保護に光を!~富士大学AAA(Apple,Abandon, Agreeable)作戦~」と題して、取り組み内容や提案、SDGSとの関係性、今後の課題等について発表しました(説明写真2,3)。独創性・斬新性、実現可能性、取りまとめ能力、プレゼン能力について審査され、優勝は逃したものの、<SDGS賞>という特別賞を受賞したものです。宮川ゼミ(専門演習Ⅰ)の履修者は11名で、今回は、鎌田大翔さん、山本達彦さん、そして新田京佑さんがゼミを代表して発表しました。宮川ゼミの発表内容は、概ね以下の通りです。
 富士大学では、「地域と共に考え・実践する取り組み」を推進しており、今回、花巻市内のリンゴ農家が抱える課題の一つ「更なる収益力・魅力度アップ」のために何ができるかを考え、課題解決策をゼミで探った。
 味と見栄えの良いリンゴを生産する過程で、90%の小さな実(若りんごと称す)が摘果・廃棄されている現状を知り、摘果リンゴのサンプルを入手して、これが現金収入につながる方法を皆で考えた。
 摘果りんごに含まれるリンゴポリフェノールには強い抗酸化力があり、活性酸素を除去する力に優れていることから、以下3つの有効活用法を提案した。
1. りんごポリフェノール入り消臭スプレーの開発
2. りんごの皮や芯を利用した「ヴィーガンレザー」開発
3. りんごポリフェノール入りボディ・スクラブの開発
 実現に向けての課題: 摘果りんごの回収方法や価格、販路開拓等
 SDGsとの関連性:地方創生、循環型社会を目指す点で合致している。

 尚、この発表内容については、今後の施策立案に資するため、個別情報共有の意向が岩手県庁農林水産部から示されております。