第8回「地域活性化論」で『神楽とワインの里 花巻市大迫町のまちづくり』が行われました。
授業関係
11月9日は花巻市大迫総合支所地域振興課課長補佐 神谷竜也氏と花巻商工会議所大迫支部会長 山影義一氏の二名をお迎えし、大迫のまちづくりのお話をいただきました。
大迫町は平成18年に1市3町が合併して誕生した現在の花巻市の北東部の地帯です。霊峰早池峰山(東側は遠野市)の麓の町です。
神谷課長補佐からは、まず、大迫地域の自然と文化の特性、宿場町大迫の誕生以来のまちのあゆみの解説がありました。大迫町は県内有数のぶどう産地であり、これを原料としたワインづくりが盛んですが、後継者不足や少子高齢化が課題となっています。宿場町であった大迫町には、特徴として当時の旅館などの風情のある建物が残存しており、そのロマン漂う街並みが楽しめます。まち並みを保存整備し活用することが課題となっています。「大迫地域まちなみ整備検討委員会」、「大迫地域まちなみ整備計画策定ワークショップ開催」等々で取組んでいるとその詳細説明がありました。お祭りの活用では、宿場ひな祭り(2月)、あんどん祭り(6月)、ワイン祭り(9月)を毎年、また神楽の日は毎月開催しています。お祭りや文化を核にした地域活性化が大迫の特徴です。その具体的イベント事例の「宿場町おおはさま400年記念を活かした地域づくり事業」の詳細な紹介がありました。
続いて山影会長からは、経歴、経験に基づいた実感にもとづく町の変遷、そして上記の様々なまちづくり活動について、沢山の写真を用いて説得力のある詳細な解説と説明がありました。その中で、大迫高校の生徒(県外からの入学者も)が文化(神楽)の伝承に取組んでいるとの紹介がありました。山影会長の切実感と郷土愛溢れる話し方と内容に感銘を受け、故郷を思ったり、大迫を訪れてみたいと思う学生が多数でました(授業レスポンスカードから)。
講義終了後は、「地域活性化論研究会」を開催。講師2名を囲み、授業の振り返り、情報交換、意見交換を行いました。
学生のレスポンスカードには:
・ワインを味わいにや神楽を見に、大迫に行ってみたい(多数)
・伝統や文化の継承を地域の人や若者が取組んでいることが素晴らしいと思った。
・大迫高校では市外、県外から入学した生徒が地域の人と一緒に実際の地元体験しながら学んでいる。こういった取組みが今後とても大切なってくるのかなと思った。
・地域活性論で「歴史を活かす」という考えはこれまでの授業(市町村事例)ではあまり聞かなかったので、これからの方向性が気になった。
・やはり若者が今後地域をどのように支えていくのかを考え、一人一人が行動していくのが大切なのではないか、と思った。
・私自身、平泉神楽を躍っていたので、地域活性化の一役をかっているのは誇りであると思った。
・大迫の歴史・文化は今回の講義で初めて知ったのでとても面白かった。
・神楽の日の頻度が年1回でなく、月1回に驚いた。月1回なら予定を合わせて行ける。すごくいいと思った。単発のイベントでは関係人口を増やすのは難しいがこれはいい。
・高校生など若い人達と一緒に地域を盛り上げていて、とてもいい。若い人達が大迫への関心を持ち、それが地域活性化につながっていけばいいと思った。
・誇りある祭りに参加できる学生が羨ましいと思った。
・行ったことがあり、まちの雰囲気は良かった。今回知った情報を友人に伝えていきたい。
・若者の地域への関心、問題意識を高める事が、地域活性化にはとても大切だと思った。
・大学で教科書では学べない、このような話を聞けるのはすごく為になると感じる。
・自分の地元には大きな祭りや行事がない。(大迫の様に)こういうのがあると子ども達は嬉しいだろうなと思った。
・まちづくりの考え方の元のフォーカスが、地域によって異なっている。いろんな考え方が知れるのでとても勉強になる。
などがありました。
写真1 左から神谷課長補佐、山影会長、吉田教授、遠藤講師 写真2 授業風景 神谷課長補佐
写真3 授業風景 山影会長 写真4 授業風景 写真5 地域活性化論研究会
大迫町は平成18年に1市3町が合併して誕生した現在の花巻市の北東部の地帯です。霊峰早池峰山(東側は遠野市)の麓の町です。
神谷課長補佐からは、まず、大迫地域の自然と文化の特性、宿場町大迫の誕生以来のまちのあゆみの解説がありました。大迫町は県内有数のぶどう産地であり、これを原料としたワインづくりが盛んですが、後継者不足や少子高齢化が課題となっています。宿場町であった大迫町には、特徴として当時の旅館などの風情のある建物が残存しており、そのロマン漂う街並みが楽しめます。まち並みを保存整備し活用することが課題となっています。「大迫地域まちなみ整備検討委員会」、「大迫地域まちなみ整備計画策定ワークショップ開催」等々で取組んでいるとその詳細説明がありました。お祭りの活用では、宿場ひな祭り(2月)、あんどん祭り(6月)、ワイン祭り(9月)を毎年、また神楽の日は毎月開催しています。お祭りや文化を核にした地域活性化が大迫の特徴です。その具体的イベント事例の「宿場町おおはさま400年記念を活かした地域づくり事業」の詳細な紹介がありました。
続いて山影会長からは、経歴、経験に基づいた実感にもとづく町の変遷、そして上記の様々なまちづくり活動について、沢山の写真を用いて説得力のある詳細な解説と説明がありました。その中で、大迫高校の生徒(県外からの入学者も)が文化(神楽)の伝承に取組んでいるとの紹介がありました。山影会長の切実感と郷土愛溢れる話し方と内容に感銘を受け、故郷を思ったり、大迫を訪れてみたいと思う学生が多数でました(授業レスポンスカードから)。
講義終了後は、「地域活性化論研究会」を開催。講師2名を囲み、授業の振り返り、情報交換、意見交換を行いました。
学生のレスポンスカードには:
・ワインを味わいにや神楽を見に、大迫に行ってみたい(多数)
・伝統や文化の継承を地域の人や若者が取組んでいることが素晴らしいと思った。
・大迫高校では市外、県外から入学した生徒が地域の人と一緒に実際の地元体験しながら学んでいる。こういった取組みが今後とても大切なってくるのかなと思った。
・地域活性論で「歴史を活かす」という考えはこれまでの授業(市町村事例)ではあまり聞かなかったので、これからの方向性が気になった。
・やはり若者が今後地域をどのように支えていくのかを考え、一人一人が行動していくのが大切なのではないか、と思った。
・私自身、平泉神楽を躍っていたので、地域活性化の一役をかっているのは誇りであると思った。
・大迫の歴史・文化は今回の講義で初めて知ったのでとても面白かった。
・神楽の日の頻度が年1回でなく、月1回に驚いた。月1回なら予定を合わせて行ける。すごくいいと思った。単発のイベントでは関係人口を増やすのは難しいがこれはいい。
・高校生など若い人達と一緒に地域を盛り上げていて、とてもいい。若い人達が大迫への関心を持ち、それが地域活性化につながっていけばいいと思った。
・誇りある祭りに参加できる学生が羨ましいと思った。
・行ったことがあり、まちの雰囲気は良かった。今回知った情報を友人に伝えていきたい。
・若者の地域への関心、問題意識を高める事が、地域活性化にはとても大切だと思った。
・大学で教科書では学べない、このような話を聞けるのはすごく為になると感じる。
・自分の地元には大きな祭りや行事がない。(大迫の様に)こういうのがあると子ども達は嬉しいだろうなと思った。
・まちづくりの考え方の元のフォーカスが、地域によって異なっている。いろんな考え方が知れるのでとても勉強になる。
などがありました。
写真1 左から神谷課長補佐、山影会長、吉田教授、遠藤講師 写真2 授業風景 神谷課長補佐
写真3 授業風景 山影会長 写真4 授業風景 写真5 地域活性化論研究会