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新着情報

第1回「地域創生論」の狙いと諸論説と題して。

授業関係
 4月12日、本学の岡田秀二学長が担当し『「地域創生論」の狙い諸論説』と題して、2018年富士大学公開講義「地域創生論」第一回目の授業が行われました。会場の5号館1階階段教室には学部学生の皆さんをはじめ、多くの市民の方々、自治体職員の方、またマスコミ関係の方も来られ、盛況でした。
 授業ではまず、地域の重要性、地方創生政策が現在国の最重要政策の一つと位置づけられていること、またその内容および特徴、そして現在の評価などについて確認しました。併せてその方針を示す「まち・ひと・しごと創生基本方針2017」から具体的施策を概観しました。そのうえで、こうした国の地方創生政策に関する様々な論者の意見、地域創生に関するいくつかの出版物や議論の概要を整理・紹介し、それらに対する岡田学長の評価を示しながら、私たちが地域創生についてスタンスやヴィジョンをどう考え形成していくべきかについて、いくつかの契機を示されました。
 その後、今年度の「地域創生論」の講義に新たに加わる講師の方々を紹介し、それぞれ回の注目点、面白さ、魅力等に触れられました。最後に、地方創生政策のなかでは地方の大学が大きな役割を果たすことになるところから、富士大学の地域貢献のコンセプトや、地域と共に、地域に貢献する大学として、すでに3年前から真摯に取り組んでいる具体的な事業等が紹介されました。
 授業の終わりには質疑の時間をとり、授業で触れられた「地域創生」の議論に関する岡田学長の認識と提案に対し、受講者から意見が出され、これに対し岡田学長がコメントをするという形でディスカッションが行われました。終始、岡田学長の知的で穏やかなお話のし方と受講者の理解の速度に合わせた丁寧で明晰な説明が印象的な授業でした。
次回は、「岩手県の『地域創生政策』とその実績」というテーマで岩手県の政策地域部の小野博副部長が講義を担当します。