文字サイズ
※翻訳が不十分な場合もございます。
ご了承下さい。

新着情報

森林とくらしを考える花巻市民の会講演とシンポジウムに参加しました

イベント
 平成30年4月21日(土)に「森林とくらしを考える花巻市民の会」の講演とシンポジウムが市内のまなび学園で開催され、岡田学長が「新時代に入る森林・林業・地域再生」と題した基調講演を行いました。また続いて行われたシンポジウムは、岡田学長がコーディネーターで、発言者は高野橋加子さん(本学の図書館司書講習で司書資格を取得、花巻市の学校地域支援コーディネーターとして市内小・中学校図書館で活躍中)、阿部忠一さん(花巻市林政アドバイザー。元岩手県林業技術センター所長)、葛尾昌悦さん(半農半Xで自伐林家の方)の3名で行われました。
 来年度の税制改正において、森林環境税と森林環境譲与税が創設されます。
この税は、パリ協定の枠組みの下におけるわが国の温室効果ガス排出削減目標の達成(森林はCO2の固定源)や土砂災害防止を図るための森林環境の整備の地方財源となり直接市町村に振り向けられるものです。自治体が森林整備の役割を担うことになります。講演とシンポジウムでは、こうした森林を取り巻く新時代の情勢について学習しました。
 花巻地域には、この新税を活用した持続的森林利用による低炭素循環型社会の形成のための条件は揃っていること、新税の利活用には自治体および市民の理解・参画が徹底的に重要であることが確認されました。高野橋さんからは学校図書館が児童や生徒の森林に対する関心を高める役割を果たしている事例が紹介されました。また、花巻市の新図書館は木造化が望ましいという参加者の意見集約も行われました。
 本学からは遠藤ゼミの1年生と2年生(計3名)および教員3名が参加し、このような催事が大学と地域との連携し、フィールド・ワークの場であることを再認識しました。