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第10回「地域創生論」が行われました

授業関係
 6月16日、第10回「地域創生論」の授業が行われました。今回は、岩手県産株式会社いわて銀河プラザ店長の長澤由美子氏を講師にお迎えし「いわては食材と食味の宝庫~首都圏アンテナショップ販売を通じて」というテーマでお話をしていただきました。
 岩手県産株式会社は地場産品の販路拡大を目的として、昭和39年に設立された日本で最初の第三セクターの産地問屋。長澤氏が店長を務める「いわて銀河プラザ」はその東京支店であり、また岩手県のアンテナショップでもあります。企業や自治体などが自らの商品や特産品、技術などを広く宣伝し、販売すると同時に消費者の反応や流行などを探るために設けられるのがアンテナショップ。東京銀座に店をかまえ、激しい競争にさらされながら地場産品を通じて首都圏の消費者と岩手をつなげているのが、いわて銀河プラザと長澤氏の仕事です。
 ショルダーベーコン、三陸産牛乳瓶生うに、ヨーグルト、南部せんべい。授業では、いわて銀河プラザでの人気商品の紹介に始まり、岩手県のキャラクターであるわんこ兄弟を通して、わかめ、うに、あわび、鮭、昆布、雑穀、豆しとぎ、せんべい汁、おもち、豆腐、くるみなど、岩手各地を代表する食材や食品、食文化が次々と紹介されます。それは岩手という大地がもっている多様さや豊かさ、そしてその魅力を物語るものです。長澤氏のお話からは、この地域がもっている豊かさや魅力を伝えたいという思い、そしてそれが今後さらに注目されることに対する期待が強く感じられました。
 授業の最後には、地場産品を県民自身にも知ってもらう工夫、売上が伸びた理由、通信販売の可能性と課題などについて質疑応答がなされました。