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新着情報

小岩井農場「ホタル観察会」にてフィールドワークを実施しました。(専門演習Ⅰ遠藤ゼミ)

授業関係
 遠藤ゼミ(専門演習Ⅰ)は7月2日(木)、ゼミの研究テーマ「地域環境資源である森林の果たす多面的機能」および「企業における環境保全・持続型・循環型の事業展開とは」の具現化事例の調査(体験)として小岩井農場の「ホタル観察会」をフィールドワークしました。
 小岩井農場は、農林畜産の長年の取り組みで培った技術を基盤に、時代のニーズに応えるべく、一貫して環境との共生、自然との共存を図っています。例えば農場面積の2/3を占める森林は、人工的に作られた植林地。エリアそれぞれに適した樹を植え、計画的な間伐、枝打ちを行い、樹木資源を減少させることなく活用できる山林経営を行っています。人口地盤緑化技術、水辺の環境保全を担う水辺緑化技術、湿地による水質浄化機能を応用した人工湿地システムなどの環境緑化エンジニアリング事業も展開しています。ゼミにおいて、「環境との共生に取り組む小岩井農場の挑戦(HP情報)」を事前学習し、「ホタル観察会」がその成果であることを体験・体感することを目的としています。 
 ゼミ生の感想は、「広大な土地を有しており、手入れもしっかりとされていてとても驚きました。ずらりと並ぶ100年の森には圧倒されました。蛍は食べ物や光の点滅が違うこと等々を初めて知ることが出来ました。十数年ぶりに観る蛍の光は儚くも綺麗で童心にかえって見入りました。」、「ゲンジボタル、ヘイケボタルという2種類のホタルを見ることができ貴重な経験が出来ました。ホタルの知識と言えば綺麗な川で多く生まれてくると言うぐらいの事しかなく、今の地球の環境であそこまで多くのホタルを観察できるという機会は珍しい!!と思うと感動しました。今回の天気は小雨でしたが、ホタルが活発で、去年の最多来客数300人で私たちが訪ねた時は37人と小規模(今年はコロナ禍で事前予約制。最大50名に制限されています)であったこともあり、間近で幻想的な景色が見れ、ほんと嬉しく思いました。」、「初めて見るホタルはとても綺麗で、感動しました。さらに、両方のホタルを見ることができ、2つの違いも確かめることができたため良い勉強になりました。 観察会前のガイダンスでは、私も協力して一般の方に説明する体験ができました(写真3)。小岩井農場に貢献できたかと思います。」、「一つの観測地で2種類の蛍を観察できるのは珍しいとの事でほんと貴重な体験をしているのだと実感しました。とても綺麗で感動しました。」「この様な自然の中の生物の生態を知る機会があれば、是非参加したいと思う様になりました。」等々、見聞を広められた良い機会となりました。

     
写真1:フィールドワーク参加者(3年生)   写真2:観察会前の事前レクチャー
                      写真提供:小岩井農場

     
写真3:事前レクチャーへ本学学生が協力    写真4:100年の森の中を乱舞する源氏ホタル
                      写真提供:小岩井農場