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遠藤ゼミ(専門演習Ⅰ)で花巻市「リノベーションまちづくり」をフィールドワーク(FW)しました

授業関係
 12月15日、遠藤ゼミで花巻市「リノベーションまちづくり」で起業した店舗や施設をFWしました。花巻市は「立地適正化計画」を活用し、市内の上町を中心にリノベーション(空き店舗、空き家スペースの改装)での中心市街地の活性化に取り組んでいます。ゼミテーマの「まちづくり」を現物のFWで確認しました。

 初めに花巻駅前通り東側にある旧中島屋旅館をリノベした『ゲストハウス meinn(メイン)』(写真1)と小友ビル1階をリノベしたレストラン『JOE’S LOUNGE』(写真2)に立ち寄りました(残念なことに両施設とも火曜日は休業)。ゲストハウス入口の横スペースには『モダンチャイニーズ「蓮」』が、またゲストハウスの中の一角では『貸本&カフェ』事業も始まっています。リノベ手法の共業協業が実現しています。
 次に花巻駅前サークルに面した旧土産店をリノベし、1階が『ベーカリカフェと地ビール醸造所)』(写真3、写真4-店舗正面)と2階の地ビールレストラン『ブリューワリー「Lit Work Place」』(写真5)を見せていただきました。『JOE’S LOUNGE』と『Lit Work Place』は営業連携し二次会利用の特典があります。両店ともお洒落でかつ大人の雰囲気。大学生向きでお勧めです。
 次に上町に移動。マルカンデパートの地下1階の『スケートボード場+プロショップ店舗』(写真6)と2階に開館した『花巻おもちゃ美術館』のエントランス(写真7)で施設の雰囲気を確認しました。美術館は時間がなく入館出来ずに残念でした。
 そして最後には吹張町アーケードの旧花月堂ビルに開店した『カゲツドアーズ(オープンサロン+シェアキッチン+わたしトイレ(無料)+くらし再生室(リノベ・不動産事務所)』複合施設を訪問。店主の佐々木江美様からご案内いただきました(写真8、9、10、11)。佐々木様の本業は工務店で、この店舗はリノベ物件の断熱改装施工のモデルルームです。断熱エリアと非断熱エリアの両方の体感もさせて貰いました。昔は3店舗であったもの連結し、その敷地の傾斜の段差を床面に活かしています。これもとってもお洒落でした。
 
本FWでの学生(花巻出身者)の感想は以下の様なものでした。
「今回のFWの全体感想としては花巻市も変わろうとしているのだなと感じた。マルカンの前の通りを歩くのは久しぶりだったので、前の寂れたアーケード街が思い浮かんでいたが、現地を回ってみるとスケボー場があったり、お洒落な工務店があったりと変化していて驚いた。今回のFWで特に気になった物件はカゲツドアーズさんとブリュワリーLit Work Placeの2つである。前者は坂にある店舗で、3つのそれぞれ違う店舗を繋げることでスペースを確保し、移動しやすくしていて、段差があるがうまく利用していて流石工務店だなと思った。また環境にも体にも優しくするために壁に断熱材をふんだんに使っているということで、すごく暖かく、過ごしやすい空間だと思った。後者は花巻駅前にあるお土産屋さんを改修した店舗で、外観しか見たことがなかったが入ってみるととてもお洒落な空間で落ち着いた雰囲気とパンのいい匂いが漂っていた。花巻では初めて見るお洒落さで、電車待ちの空いた時間にゆっくりできる空間なのでとても良いなと思った。今回のFWでは普段過ごしているだけでは気がつかなかった花巻の良さ、変化を知ることができていい経験だった。」
ゼミではこのFWの内容を各自がプレゼンテーション報告をすることを課題とし、ゼミ授業に活かしています。


写真7

    
写真1             写真2              写真3

    
写真4             写真5              写真6

    
写真8             写真9              写真10


写真11