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新着情報

令和3年度「地域内エコシステム」モデル構築事業 第1回地域協議会をWEB開催しました

お知らせ
 令和3年(2021年)8月25日(木)、本学で『令和3年度 林業成長産業化総合対策補助金「地域内エコシステム」モデル構築事業』の第1回地域協議会をWEB開催しました。
 この協議会では川上(木質資源供給者)、川中(木質燃料製造供給者)、川下(木質燃料利用者)の連携による木質バイオマスの熱利用の普及を目指しています。本事業は富士大学が応募し3年連続で採択されました。令和3年度の検討内容につき協議を行いました。

1. 地域内エコシステムとは
 市町村レベルでの小規模な木質バイオマスエネルギーの利用により、森林資源を地域内で持続的に循環させる仕組みです。このシステムを構築することにより、地域での森林資源を持続的に活用し、エネルギーの地産地消によって資金流出を防ぎ、地域の活性化また地域関係者への利益還元を目指しています。

2. 実施体制と検討サプライチェーン


(図・写真はクリックすると拡大されます)

3. 今年度の目標および検討事項
   ① 森林の整備に資する事業スキームの構築
   ② 高速道路管理伐採木の運用ノウハウの確立(銀河の里)
   ③ チップ供給開始
   ④ 新規ボイラー導入可能性調査
   ⑤ 燃料の需要増に備える原料の確保
   ⑥ 富士大学および銀河の里へのバイオマスボイラーの導入

 今年度から、東日本高速道路㈱東北支社北上管理事務所、鍋割山林業㈱の2者が新規参加。新規参加者との連携により実現性の高いモデルの構築を検討していきます。なお、当日は地元金融機関(岩手銀行総合企画部広報CSR室と花巻信用金庫企画総務部)からもオブザーバーご参加をいただきました。今後地元金融機関との連携で④と⑥の検討を進めます。
なお、完全なWEB会議開催は今回が初めて。本学が司会役を果たし、鍋割山林業㈱1名と専門演習Ⅱの遠藤ゼミ4年生2名は本学WEBシステムで参加しました。