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新着情報

第4回「地域活性化論」 紫波町の取り組み『PPP(公民連携)による駅前公有地開発~オガールプロジェクトの価値』が行われました

授業関係
 10月21日、紫波町企画総務部の鎌田千市企画課長を講師としてお迎えし、紫波町のまちづくりへの取り組みについてお話しいただきました。
 紫波町は盛岡市と花巻市との中間に位置する人口約33000人の町です。特長ある方針(2000年に遡る「新世紀未来宣言」、それに続く「循環型まちづくり条例(小学生にもわかる)」の制定)にもとづく独特な取り組みで諸施設を実現し、美しい自然の中で豊かな文化を育みながら町内資源を利用し持続可能な成長を目指しています。また、紫波町のもうひとつの特徴は「PPP(Public Private Partnership=公民連携)によるまちづくり」です。
 今回の授業は、このPPP手法によるオガールタウンプロジェクト(紫波中央駅前に広がるエリア総合開発)がいかにして実現し、現在どうなっているのか、これからどう進展していくのかのお話でした。
 鎌田課長はヒラ職員の時に、岡崎正信氏(旧地域振興整備公団に勤務。現在岡崎建設専務取締役。(株)オガール代表)が通っていた東洋大学大学院に、町からの教育派遣として社会人入学しPPP手法を学びました(週末に東京に新幹線往復)。志を高く持つ民間人(岡崎氏)と公務員(鎌田課長。当時はヒラ)の共通言語ができていきました。その苦悩、奮闘の紹介がありました。
 まちづくりのPDCAサイクル『学問や教育によるPPP手法の学びによる計画(Plan)。その実現(Do)。そして現在の検証(Check)。これからの展開(Action)』がどう廻っているかを分かり易い資料で講義していただきました。公務員志望の学生にとっては特に為になるものでした。
 講義終了後は、地域連携推進センター主催の「地域活性化論研究会」を開催。鎌田課長、花巻市市役所職員3人、本学教職員4人、学生3人の参加で、授業振り返り、情報交換、意見交換を行いました。