文字サイズ
※翻訳が不十分な場合もございます。
ご了承下さい。

新着情報

遠藤元治教授が「いちのへ町民セミナー」で講演しました

お知らせ
 令和3年10月22日(金)、今年、世界遺産登録された御所野遺跡がある一戸町で開催している「いちのへ町民セミナー」において遠藤元治教授が講演しました。
 富士大学の教員が「いちのへ町民セミナー」で講演を行うのは、今年度で3年目となりました。
 
 遠藤教授が講演した町民セミナーは「いきいきコース」(会場:奥中山地区公民館)でした。
 テーマは『「国土の変貌を考える―みんなでやった拡大造林―」別題:人新生・地域脱炭素時代のエネルギーと環境』です。受講者は男女合わせて14名の参加者でした。
 遠藤教授は、日本は森林と田んぼと水の国である。日本の大企業の社名にトヨタ・ホンダ・マツダ・スズキ・ヤマハがあり、そこには、田・松・木・山・葉が付く、また、日本人の苗字には、木・田・山・藤・水が付き、いずれも日本の環境にちなんだものがたくさんあると軽いお話しから入り、私達は自然資源に恵まれた環境で育ってきたのだと写真資料を見せて受講者に興味を持たせていました。
 そして、教授の専門とするエネルギーや木質バイオマスについて、穴埋め形式での質問を含めながら、講演は進んでいきました。

 質疑応答の時間では、熱心に聞いていた方から、「一緒に話し合い、行動に移せばよい」と先生はお話しされていたが、それをどうやって実行したのか、との質問がありました。その方は、「将来、自分は小さな林業をやってみたいが、関心を持つことや話しを聴いただけでは行動に移せなかった」ので聞いてみたとのことでした。教授は、実際に目で見ることが大切であるとし、木造の素晴らしい施設を例に挙げ、木材や林業の価値を説明し、是非その思いを実現してほしいと回答した。その他町民からも、今後いろいろと相談にのって貰いたいとの発言もあり、町民と教員を繋げる良い機会ともなりました。