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新着情報

2022年富士大学(限定)公開講義「地域創生論」が始まりました。第1回は「地域創生論の開講に向けて』と題し岡田学長により行われました

授業関係
 4月7日、岡田秀二学長が担当して2022年富士大学公開講義「地域創生論」第一回目の授業が行われました。この講義は本学の使命である地域貢献活動の一環として2016年に開始され今年は7年目です。市民の皆様と共に公開授業(講義)をつくって参りましたが、ここ2年間は、新型コロナウイルス感染拡大防止対策から非公開でした。本年度は感染状況を見極めつつ、防止対策を講じ学外受講者の参加を再開しました。場合によっては非公開とする場合もありますが、詳細は本学ホームページURL(令和4年度「公開講座」の一般公開について - 新着情報 - 富士大学 (fuji-u.ac.jp)でご確認下さい。
 授業開始にあたり、本講義を主管する遠藤教授から、ネットシステムを利用する授業資料事前配信、出欠管理、レポート確認など授業の進め方につき学生へ教務的な周知が行われました。
 学長の講義は、地域の重要性が増してきており、「地方創生政策」が現在国の重要政策の一つと位置づけられていること、またその内容および特徴、そして現在の評価などについての確認を行うものでした。まず、その方針を示す「まち・ひと・しごと創生基本方針」の施策の概観的紹介がありました。その後、今年度の「地域創生論」の講義に新たに加わる講師の方々、第2回「地域農業の新しい可能性」の㈱耕野の安藤誠二氏(水耕栽培によるスーパー農業の実践)、第3回「情報化が拓く地域の未来」の㈱エルテスの菅原貴弘氏(IT企業本社を紫波町に移転)、第6回「地域資源・地域エネルギーが地域の新軌道を拓く」の軽米町長の山本賢一氏(メガソーラーなど再生エネへの積極的な取組等)、第8回「地域エネルギー戦略が地域を活性化する」の㈱紫波グリーンエネルギーの山口勝洋氏(木質バイオマス利用のESCO事業による熱および電力供給ビジネス)の紹介があり、それぞれ回の注目点、面白さ、魅力等に関する事前的な紹介がありました。
 そして、この様な国の地方創生(論)をめぐる種々の意見と具体化の主張を8名の論者の出版物や議論の概要の整理・紹介がありました。それらに対する岡田学長の評価を示しながら、私たちが地域創生についてどういうスタンスやヴィジョンを形成していくべきかにつき、論点整理の観点が示されました。また、この授業は、講義とその後の質疑により構成されています。積極的にその質疑議論にも参加し、各自が自らで自分の見識を形成して欲しい旨が述べられました。終始、岡田学長の穏やかな話し方と受講者の理解を促す丁寧な説明が印象的な授業でした。
 なお本年度は、この「地域創生論」の授業内容は、講師の了解が得られました回については花巻ケーブルテレビジョンで放送いたします。