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新着情報

第5回「地域創生論」 『SDGsが果たす役割と持続可能な地域の未来』が行われました

授業関係
 5月12日の講義は、岩手県中小企業家同友会事務局長の菊田哲氏を講師として開講されました。席上配布された資料をもとに、同会は岩手県内全事業所の99.8%を占める中小企業のうち400社が加盟する団体であり、中小企業憲章に定められた基本理念や基本原則に沿って、これまで中小企業は正に持続可能な社会に貢献してきた、との説明がありました。
 SDGsとは、2015年9月に国連総会にて全会一致で採択された「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称であり、17のゴールと169のターゲットから構成されていること、その必要性、持続可能な開発が意味するものとは何か等について解説されました。そして、No one will be left behind(誰も取り残されない社会を実現しよう)、Transforming Our World(私たちのこれまでの生き方や考え方を変革することで世界をよくしよう)、という言葉を引用して、大きな問題の解決を他人事と思わず、自分ごととして課題解決に取り組むことが必要であると述べられました。
 また、『何のために生きるのか』という点について、2011年の3.11東日本大震災で被災した陸前高田の「八木澤商店」が、経営理念を「生命の存続」に変えて新たなスタートを切り社会に貢献したという事例を紹介されました。
 最後に『自分たちの未来をどう切り拓いていきますか? 』『2022年の今、何をすべきか、あなたの人生設計書はありますか?』という問い掛けがなされ、示唆に富んだ講義は終了しました。
 講義後学生からは、「SDGsの取り組みやその必要性について知り、課題について考えるよい機会になった」、「世界で起こっている問題についても深く考えなければいけないと思った」等のコメントが寄せられました。