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新着情報

経済学部の宮川・遠藤ゼミ(専門演習Ⅰ/Ⅱ合同)で「花巻市の中心部地域活性化の取り組みについて学ぶ」フィールドワーク(FW)を実施しました

授業関係
5月31日(火) 宮川正裕教授ゼミ専門演習Ⅰ(3年生)と遠藤元治教授ゼミ専門演習Ⅰ・Ⅱ(3,4年生)は、花巻市内で既存建物の改装(リノベーションまちづくり)で起業する若手経営者からその取り組み等を学ぶFWを、合同で実施しました(写真1 集合写真)。
 
このFWに先立ち、5月24日の合同ゼミで、宮川教授から「地方創生の全国的動きと地域活性化に向けた大学の貢献的活動の重要性」について、遠藤教授からは「富士大学の地域貢献活動概要」について講話があり、本学とまちづくり団体Hanamaki Cast Meeting(福田一馬代表)の共催でFWが実現しました。当日ゼミ生は、福田一馬氏とまちづくり団体ハナレヤの小原紘氏(花巻市役所都市政策課職員)に案内いただき、花巻の街ナカを歩いてその風致(ランドスケープ)を認知し、リノベートされた施設で地域活性化に取り組む実プレーヤー(経営者、従業員、市役所職員等)から話を伺って現状把握に努めました。
なお、このFWには花巻市地域おこし協力隊の3名のオブザーバ参加もありました。 

訪問先:
 ゲストハウスmeinn(写真2)、カゲツドアース(写真3)、吹張町商店街、坂本町交差点、地ビールレストランLIT WORK PLACE(写真4)、複合共用施設co-ba花巻(写真5)、大堰川プロムナード(写真6)、中央広場、上町商店街、マルカンビル(地下屋内スケートボードショップ&パーク 写真7、1階商業スペース 写真8)。

学生の感想、所感、吟味には下記の様なものがありました。
「(ゲストハウスmeinnは)自分の所で利益を独占するのではなく、飲食やその他の機能は観光案内的に紹介してまちを盛り上げるという考えであり、まさに本質的なリノベが出来ていると思った。」「空き家をリノベーションするハードルは思ったより低いのでは、と感じた。」「ただ利益を求めてやっているのではなく、誰かが必要としているもの、そこに需要があるという目論見でやっていると感じた。」「昨年の地域活性化論講義でLIT WORK PLACEが凄いと思った。実際に訪れてみて改めてその素晴らしさを実感できた。」「経営者の“チャレンジしなくては、何も進まない”という言葉を重く受け止めました。」「見学先の皆さんは花巻を愛していて、その施設が花巻市民から愛されているなと感じました。」「不足していると感じたのは宣伝と口コミの流通です。SNSや口コミで若い世代の認知が得られれば花巻のまちはもっとにぎわうと思います。」「リノベされたお店のDIYでの完成度の高い内装等を見てセルフビルディングの可能性を感じました。」

参考:『岩手日報新聞』2022.6.2に『まちづくり学び地域貢献/花巻・富士大学/中心部を歩き経営者訪問』の記事が掲載されました(日報には参加した経済学部3年の芳賀勇樹さんのインタビュー「シャッターが閉まった寂しい通りもあったが、若い経営者が頑張っている店もあると知った。地域活性化のためにできることを考えたい。」が載りました)。



写真2 ゲストハウス meinn


写真3  カゲツドアーズ


写真4 LIT WORK PLACE


写真5 co-ba花巻


写真6 大堰川プロムナード


写真7 マルカン地下1階 スケートボードショップ&パーク


写真8 マルカン1階 商業スペース