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「花巻ユネスコ協会」主催の研修会で、岡田秀二学長が講演をしました。タイトル【グリーン社会に向け舵を切ろう】

イベント
 7月26日、花巻市新亀家会議室で「花巻ユネスコ協会」主催の研修会が開催され、岡田秀二学長が「グリーン社会に向け舵を切ろう」というタイトルで講演を行いました。

 この講演会は、ユネスコ協会が毎年実施している研修会で、ユネスコ精神に則り会員の皆様に現代の社会経済が置かれている現状を認識していただき、会員相互の親睦を図りながら会員自らができる課題を解決していくものとして実施されているものです。

 講演内容は、1.リスク社会とその原因について、2.危機への対応~SDGs・カーボンニュートラル・地域創生、3.環境革命=人間革命の時代、4.「森林化社会」「木質化社会」「グリーン社会」を作ろうとなっており、必要なことは社会経済を転換することであるとして、人間、地域、世界、地球と重層する危機を、一体的解決に導く根本的なものが必要である。それは、脱近代化へのパラダイムといえる。地球環境問題が顕在化し、そこへの抜本的対応が迫られる中で、その枠組みと方向が明確化した。それは文明論的な転換と言える質のものである。目標は低炭素循環型社会であり、生態系論理と経済論理を融合させ、持続性を基準に人間性豊かな社会経済の構築である。名付けて、「緑の産業革命」による「グリーン社会構築プロジェクト」という。課題ごとに様々な対応がなされたとしても、そこに全体性の論理、循環型の論理、エコロジー思考がなければ、個人・社会経済・地球の持続性を確保し、人間味あふれる幸せな社会の実現には至らない、という内容のものでした。

 暮らしの中に森林整備の必要と木質利用を進めるための具体的な内容が話題として提供され、ユネスコ会員約30名の方々は最後まで熱心に講演に聞き入っておりました。