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新着情報

第15回「観光産業論」 『今後の岩手の観光について』が行われました。

授業関係
 観光産業論の最終回(1/11)は、岩手県商工労働観光部観光・プロモーション室の高橋利明室長による講義が行われました。全15回の内容を横断する総括的な内容でした。双方向的な形の講義スタイルで学生に対し積極的な問いかけがなされました。講師によると、観光地のホスト側に必要なマインドとコンピテンシーは「観光客の問いかけに応じる」、これが重要であるとの事。一流の観光地は、お客に対し「助けてくれる人がいる」という安心感を与える所である、とのことです。確かにそうです。旅は楽しくもありが不安もあるものです。ましてや外国人(インバウンド)ならば尚更でしょう。観光のホスピタリティとは、知識やスキル以前に「人としての生き方」であることを学ばせていただきました。そうした話も交えつつ、岩手観光の現状や課題をわかりやすい形で総括していただきました。観光産業とは「農業、飲食・宿泊業、交通、商業(物販)、娯楽など様々な産業の集合体である」というまとめがありました。質疑応答で司会より、「様々な産業を組織化して“観光産業”にする方策や課題」は何かを問うたところ、1市町村1DMO(観光地域づくり法人)という戦略が示されました。この観光産業論ではDMOを含めて様々な中間組織の方々にも講義をしていただきました。最後に、その重要性や戦略性が腑に落ちたというところですが、同時に、「富士大学は、観光と地域づくりにどうかかわっていくのですか?」という問いを投げかけられた気がします。この問いに応えなくてはならないという決意を胸に、全15回の講義を終了したいと思います。
高橋室長はじめ各回の講師の皆様、ご多忙のなか、講義に時間を割いていただき、誠にありがとうございました。


写真1  左:高橋室長   右:石川教授


写真2 授業風景


写真3 授業風景