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新着情報

図書館公開講座を行いました【一戸町サテライト事業】

イベント
本学は令和元年に岩手県一戸町と包括連携協定を締結しており、一戸町にて各種セミナーを行っております。
2月4日(日)13:00~16:10一戸コミュニティセンター会議室で、第3回一戸町サテライト事業が実施されました。

   

富士大学岡田秀二学長と一戸町小野寺美登町長の挨拶に続き、講演として「期待される図書館の条件~情報・知識が集まるところに人が集まる~」というタイトルで富士大学図書館館長早川光彦教授より講演が開始され、また事例報告として久慈市立図書館館長 姉帯裕子氏より図書館の取り組み事例報告があり、約30名の予約予定数を大幅に超える47名の方々が参加され、熱心な質問が次々と重ねられました。
 その後、パネリストディスカッションとして「図書館活動と地域活性化を考える~図書館が岩手を救う~」というタイトルでパネラーとして、まちの図書館の紹介を一戸町立図書館 小山田四一館長、一戸町の図書館の取り組みについて一戸町立図書館 畠山美幸司書、まちづくりと図書館というタイトルで、久慈市立図書館 姉帯裕子館長、最後に一戸サテライト長がそれぞれ発表しました。
その質問の中で、図書館にはいろいろな年齢層の人々が集まる空間としての可能性があり、人々が集まりコミュニケーションを広めていく空間になるのではないか、そのような感想が述べられたことがとても印象深く感じられました。
また、図書館は文字と紙媒体という形が以前の図書館であるとするならば、今日の図書館はIT技術の発達により人が集まり集う機会が可視化されている情報環境から、その図書館の姿は多様なモノになり、幼少の子どもたちから高齢者まで幅広く集い、それぞれが興味関心をひろげる空間であることが確認され、これからの図書館の可能性を幅広くしていくものであろうという可能性が示されました。とても印象深い話し合いであったと思われます。

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<<参加学生の感想>>
 第3回の富士大学一戸町サテライト事業は「期待される図書館の条件」という内容で実施されましたが、地域活性化における図書館のあり方を探るという企画であったと思います。数々のアイディアが発表され、一戸町、久慈市、その他県北地域の図書館のあり方を考える際のいろいろなヒントが多数披露されたのではないかと興味深く参加しました。 
 さらに他の学生は、県北地域におけるまちづくりを考える際に、図書館をどう利用すればよいか、人の集まれる空間、コミュニティの空間、をどう工夫して作っていけばよいのか等、一方的になりがちなそのあり方も住民とのコミュニケーションにより作っていくことが可能であり,そのことこそが本来あるべき姿ではないかなど多数の意見が話し合いで披露されたのはとても参考になりました。町の印象は図書館により語られるのかな、とも思いました。
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 このような成果が得られた一戸町サテライト事業でありましたが、今後ともこのサテライト事業を継続し、一戸町の課題解決のために、富士大学の知見を一戸町の方々と共に協力し・話し合いながら共に築いていければと考えております。
 これからも本事業を魅力あるものに努力し作り上げてまいりますので倍旧のご支援を皆様より重ねてお願い申し上げます。             
関上 哲 一戸サテライト長