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令和6年度後期公開講座「地域活性化論」が終了。最終回の第15回は「全体のまとめと考察」がシンポジウム方式で行われました。

授業関係
1月9日(木)、第15回目は本論で講義を行った岡田秀二学長、吉田哲朗教授、遠藤元治講師の3名でのシンポジウム方式(司会:遠藤講師)で行われました。今年の講義一覧は添付PDFファイルの通り(PDFはここから)でした。

まず3名が各自の講義を振り返り、内容の総括的な解説を行いました。
岡田学長は「地域活性論について 本論の狙い」と題する第1回の講義で、今何故、地域が重要なのか。現在は文明史・経済史的にも転換点にあり、地域での人間性を回復する新しい経済学のアプローチが必要である。それを事例で学べるのがこの講義であった、とその意義をリマインドされました。
吉田教授は第2回「地域活性化とは何かを考えてみよう」の講義を行いました。地域活性化の要点とは、「地域を“好きになること”(地域選好)の確立」である。どうすればそれが発現するのか、その根源を今年度の講義事例を引用し分り易く説得力のある解説がありました。
遠藤教授は第5回で「富士大学のプラットフォーム機能」と題して、本学の理念・方針とは何かを具体事例で紹介しました。「教育理念・方針」が花巻市でいう「総合計画」に該当し、本学と地域の関係性についての講義でした。

続いて遠藤講師から全講義につき要点概説があり、出席学生には提出のあった授業レスポンスカードが返却されました。その後パネリスト3名でのトークセッションを行い、本論の理解に資する追加のコメントや解説がありました。
当日授業レスポンスカードの設問は、「全講義の中から、貴方にとり最も有益であったと思う(印象に残った)講義を二つ選び、その理由、なぜそう評価したのか、その吟味を記せ。(自由記述可)」でした。授業の最後は10数名の学生にこの設問への回答を発表して貰い、それに対するパネリストのコメントと発表内容の共有を行い終了となりました。

この地域活性論は、講義終了後に講師、市民参加者、教職員、希望学生の参加で「地域活性化論研究会(地域連携センターと地域経済文化研究所の共催)」を開催し、授業の振り返りと情報交換を行っており、授業改善のアイデアや地域連携に関する本学への要望等をいただいています。この研究会での議論や指摘を今後の改善に繋げます。本年度ご講義をいただきました講師の皆様、本当にありがとうございました。

添付資料 令和5年度 公開講座「地域活性論」一覧表PDF


写真1 左から吉田教授、遠藤講師、岡田学長  写真2 岡田学長講話
        

写真3 吉田教授講話       写真4 トークセッション
  

写真5 授業風景