文字サイズ

新着情報

吉田哲朗ゼミが花巻市内企業『押切食品』でフィールドワークを実施しました

授業関係
4月30日(水)、吉田哲朗ゼミに所属する3年生が、岩手県花巻市にある有限会社押切食品直営店「豆蔵おしきり」を訪問しました。
現地では、押切食品代表取締役・伊織聡一様より講演をいただきました。

事前学習として、押切食品に関する報告書(研究年報第26号)をゼミ内で解説し、同社の企業理念「すべての人に食の喜び豊かな暮らしを」や「日常和食」のコンセプト、農業から6次化への歩みなどを学びました。これにより、企業の非財務価値や理念(パーパス)についての理解を深めたうえで現地訪問に臨みました。

伊織社長からは、同社が地域社会や顧客、従業員にとってどのような存在であるべきかという視点をもとに企業理念が生まれた経緯をご自身の体験を交えてお話いただきました。

特に今回は、厳しい経営環境(原材料費や人件費の高騰、物価上昇、施設の老朽化)にもかかわらず、「高く買って安く売る」ことを重視しながら、食品添加物や大量生産食品の問題に触れ、企業としての姿勢を強調されました。また、「食べ方は生き方」という考えのもと、モノではなくストーリーを届ける取り組みや、今後の農泊・食体験の展開についても語られました。

講演後はゼミ生との活発な質疑応答が行われ、有意義な学びの機会となりました。