文字サイズ

新着情報

富士大・大学院生が発表!日中若者文化の比較研究

大学院
未来をつなぐ若者文化の研究、国境を越えて

8月15日~17日、延辺大学(中国・吉林省)で開かれた「異文化理解を目指す中日人文交流と地域研究シンポジウム」および「第七回東アジア日本学研究シンポジウム」に、本学大学院生の張民花さん(金子賢一教授ゼミ所属)が崔粛京教授と共に参加しました。
日中韓を中心に約200名の研究者や大学院生が集う場で発表したのは、「中国と日本の若者における文化的アイデンティティと文化コンテンツ消費行動の比較研究」。まさに今の時代を映すようなテーマです。


文化と若者、そしてアイデンティティ

研究の焦点は、18〜29歳の若者たち。自国の文化への誇りや、SNSでの表現行動、さらにはアニメや音楽など文化コンテンツをどのように楽しんでいるかを調査しました。
アンケートから浮かび上がったのは、グローバル化やデジタル化が進む中でも、国ごとに異なる価値観と共通する感覚が存在するという事実。文化は単なる娯楽にとどまらず、自分らしさを形づくり、人とのつながりを築く大切な要素であることが見えてきます。


広がる対話、次なる一歩へ

会場では国を越えた議論が交わされ、多くの刺激とヒントを得ました。研究は今後さらに深められ、東アジアにおける文化の多様性や世代間交流の可能性を拓いていく予定です。

文化を通して自分を知り、相手を理解する。そんな研究が未来の社会を少しずつ形づくっていくのかもしれません。
あなたにとって「文化」とはどんな存在でしょうか?