財務局の役割と、そこに広がる仕事の景色

12月12日（金）のキャリア形成論では、東北財務局総務部人事課の担当者をお招きし、「財務省東北財務局について～財務局職員（財務専門官）になるためには～」をテーマにお話いただきました。

今回紹介されたのは、東北6県をフィールドに展開する幅広い業務。
予算の使われ方をチェックする「財政」、災害復旧の査定、金融機関の監督、地域経済の調査、公有地の活用まで、一つひとつが地域を下支えする重要な仕事です。
講義では実際の事例を交えながら紹介され、学生からは「こんなに多岐にわたるなんて知らなかった」という声も上がりました。


財務専門官になるには？気になる「入口」の話

注目を集めたのが、職員になるためのステップ。必須資格はなく、専門知識は研修で身につくとのこと。
一方で、簿記や宅建、FPといった資格学習は業務理解を助けるため、多くの職員が積極的に取り組んでいるそうです。
「大切なのは知識よりも、地域の課題に向き合う姿勢」という言葉は、学生の心に強く残りました。

さらに働き方についても、フレックスタイムやテレワーク、公務員宿舎の利用、東北管内での異動など、安心してキャリアを築ける環境が紹介されました。
希望すれば本省や県庁への出向にもチャレンジでき、成長のチャンスが大きく広がります。

今回の講義は、財務局の仕事を“遠い世界の話”ではなく、自分の未来として想像できる機会となりました。