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従業員30人の町工場が世界を支える理由とは?吉田ゼミのフィールドワーク

授業関係
小さな工場から、世界へつながる学びの現場

地域に根ざしながら、世界のものづくりを支える企業があります。
12月10日、吉田哲朗ゼミの第4回フィールドワークとして、学生たちは花巻市の(株)サトウ精機を訪問しました。
従業員は約30名。しかし、その技術力は自動車、航空機、防衛といった幅広い分野で高く評価されています。


“技術”と“人”を大切にする経営のリアル

講演では、創業者が脱サラして機械1台から始めた会社の歩みや、2015年に自動車部品分野へ本格参入した「第二の創業期」について語られました。
佐藤智栄社長が一貫して大切にしてきたのは、「従業員とその家族が安心して暮らせる会社」であること。有
休消化率80%以上、無用な残業をさせない工夫、就業時間内での技術伝承の仕組みなど、数字だけでは測れない価値が現場にはありました。


あなたは、どんな会社で働きたいですか

工場見学では、ベテランと若手が自然に声を掛け合いながら作業する姿が印象的でした。
「良いものをつくることが、次の挑戦につながる」。社長の言葉に学生たちも真剣に耳を傾け、質問や感想を次々と伝えていました。
企業は何のために存在し、働くとはどういうことなのか。
このフィールドワークは、将来の自分を考えるための確かなヒントを与えてくれる時間となりました。