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新着情報

トヨタ自動車東日本(株)CN(カーボンニュートラル)推進室が、富士大学の進める地域内エコシステムモデル構築事業等の視察に来ました

お知らせ
 6月21日(火)にトヨタ自動車東日本(株)CN推進室(梅原室長他4名)の訪問があり、本学が進める「花巻市および周辺地域内エコシステムモデル構築事業」(含む現場見学)とCNに関する情報提供・交換を行いました。
 トヨタ自動車は「トヨタ環境チャレンジ2050 ~Challenge to ZERO & Beyond~」を掲げCNに取組んでいます。トヨタ自動車東日本(株)は地場企業(宮城県大衡村、岩手県金ケ崎町)として地域と連携した対応を行っています。この訪問で遠藤教授が5月13日に盛岡で行った講演内容(http://www.fuji-u.ac.jp/news/54999)を確認していただきました。
 本学到着後に座学的説明と討議を行いました。本学からは岡田学長、遠藤教授、井手コーディネーターが対応しました。地域エコ事業および木質バイオマスエネルギー利用の先進事例の紫波グリーンエネルギー熱電併給ESCO事業(http://www.fuji-u.ac.jp/news/55338) を説明しました。討議は木質エネルギー利用だけにとどまらず岡田学長が提唱する「木質化社会構想」での木質マテリアル利用、森林資源へのトヨタ自動車の関与寄与(実施&検討中)にも及び、幅広い情報・意見交換を行いました(写真1写真2)。
 座学説明終了後、地域内エコ事業の成果で実現する第二陸奥寮ボイラー室へのチップボイラー設置(岩手ウッドパワー社ESCO事業)現場を見学いただきました(写真3)。
 その後、市内幸田の社会福祉法人銀河の里へ移動。銀河の里では秋山様、酒井様にご案内をいただきました。原料材ストックヤード見学(写真4)、小型移動式チッパーのチップ製造のデモ運転見学(写真5)では実際の破砕音(背板と丸太)の違いも確認。銀河の里の薪ボイラー(既設)とチップボイラー(一部DIY的施工で昨年12月新設)の見学でツアーを終了しました。
 トヨタ自動車東日本は宮城大衡工場の工業団地内で近隣事業所と連携しガスエンジン・コージェネレーション(熱電併給事業)を行っていますが、工場操業ではまだまだ石油系燃料を利用しています。CN策のひとつとして地域資源である森林利用は地場との連携という意味でも今後の検討課題としていただける事になりました。

写真1 情報・意見交換会


写真2 情報・意見交換会


写真3 第二陸奥寮ボイラー室前チップボイラー設置場所見学


写真4 銀河の里 原料材保管ヤード見学


写真5 移動式小型チッパーデモ運転見学