身近な話題から異文化理解へ!比較文化論で学ぶ岩手県と中国の絆
2026.10.27
歴史をたどると見えてくる、岩手県と中国のつながり
岩手県と中国には、どのようなつながりがあるのでしょうか。
2026年10月26日、本学の教養教育科目「比較文化論」で、「岩手県と中国の交流史」をテーマに講義を開催しました。
講師を務めたのは、岩手県商工労働観光部産業経済交流課の菊池孝企画指導監と、付嘉旻中国大連市派遣研修員です。
講義前半では、岩手県と中国の歴史を振り返りました。
1930年代後半から終戦にかけて、岩手県を含む東北地方から中国東北部(旧満州)へ多くの人々が開拓団として移住したことや、終戦後のシベリア抑留、中国残留孤児など、戦争がもたらした問題について学びました。
農業技術から経済・文化まで、広がる交流
続いて紹介されたのは、岩手県沢内村(現・西和賀町)出身の農業指導者・藤原長作氏の功績です。
1980年に中国黒龍江省を訪れ、現地の農民と協力しながら寒冷地での稲作技術を伝えました。
その技術は中国各地へと広がり、農業の発展に貢献しました。また、県内企業の海外展開支援や南部鉄器の輸出促進、観光、教育、文化など、幅広い分野での交流も紹介されました。
後半は、付嘉旻研修員が自身の経験を交え、日中の文化の違いを解説。
お弁当やゴミの分別、「空気を読む」といった身近な話題から、異なる価値観を理解する大切さを考えました。
身近な気づきから、国際交流の未来へ
学生からは「思っていた以上に長い交流の歴史があることを知った」「困っている外国人がいたら手助けしたい」といった感想が寄せられました。
歴史を知り、文化の違いに触れることは、互いを理解する第一歩です。
岩手から世界へ。身近な人とのつながりを大切にすることが、より良い国際交流につながるのではないでしょうか。
