文字サイズ
※翻訳が不十分な場合もございます。
ご了承下さい。

新着情報

第5回 多文化共生社会のまちづくりワークショップ(WS)開催しました

イベント
 富士大学第5回「多文化共生社会のまちづくりWS」が、富士大学と県南広域振興局共催により「紫陵祭」第一日目の10月14日(土)本学555教室において開催されました。
 WSは、岡田秀二富士大学学長が開会挨拶した後、当日の発表とディスカッションが行われました。内容的には、➀「地域における多文化共生の必要性と課題についてーWSの振り返りと『多文化共生アンケート』について」を中村良則副学長/異文化交流センター長が講演し、②「主な特徴点の分析と評価」を経営法学科2年の竹荒伸洋さんが、③「多文化共生のまちづくりに向けた視点」を経済学科3年昆野佳祐さんがそれぞれプレゼン発表し、④その後のディスカッションを経て、花巻農業高校生、高橋孝太君と伊藤玲音君がWS参加の感想を述べ、花巻市国際交流室次長加藤美枝氏、花巻国際交流協会理事・事務局長藤原正己氏から極めて有益なコメントをいただきました。
 その後、県南広域振興局長の小島純氏より総合的な視点からの講評をいただきました。
 当日のWSでは、外国人に対し日本文化を押し付けることが多文化共生ではないし、英語で話しかけることでもない。正しい日本語で出来るだけ優しく短い日本語に置き換えて話すことが肝要であるなど、実際的で本質的なアドヴァイスが多く述べられ、今後の富士大学と学生・地域コミュニティの多文化共生の取り組みにとって大切な話し合いの場となりました。また、国内労働力不足の中での外国人労働者受け入れのあり方についての質問も寄せられ、議論は熱を帯びたものになりました。
 今回のWSは5月より実施してきた全5回のWSを集大成するものです。➀地域における多文化共生の知見の共有、➁多文化共生の未来につながる主体者の育成がWS開設のそもそもの目的でしたが、この目的は十分に達成されたことを実感させる第5回WSとなりました。次年度以降富士大学を中心とした多文化共生社会に向けた新たな歩みが進められますが、引き続き一層のご支援ご協力をお願い申し上げます。