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新着情報

第10回「地域創生論」 『スポーツ×人間力=無限大であり、スポーツ×〇〇〇=地域活性化となる!!』が行われました。

授業関係
6月13日の講義は、NPO法人フォルダ理事長の長屋あゆみ氏を講師として開講されました。スポーツを通したまちづくりの地域活性化活動、そのスポーツの価値と効用についての講義でした。長屋理事長は日本経営教育研究所・幼児活動研究会㈱専任講師、個性心理学研究所アドバイザー、岩手県スポーツ推進審議会委員等も務められ、人財育成コンサルタント、プロフェッショナルメンタルトレーナーとして指導者の指導者としても活躍されています。
 フォルダのVISIONは「活動を通し、顧客のこれやってみたい!!何かをしたい!!を実現し、たくさんの感動を提供すること」です。同法人は言い出しっぺ制度(言い出しっぺが事務局に案件を持ち込み、具体化を相談。案件化が成立すれば参加者を募集して催事を実行する。そのビジネスモデル)による「総合型地域スポーツクラブ事業」で多くのイベントを行っています。職員は13名でクラブ登録会員数は5200名。イベント参加者は年間30万人、年間予算は最高額で1億円規模となっています。自治体からの受託事業、国庫補助事業(スポーツ庁等)も数多く行っており、北上市を中心にした幅広い事業内容を沢山の映像資料でわかりやすく解説いただきました。
「フォルダスクール」は3歳から小学6年生を対象に年間を通し様々なスポーツやイベントを行い、スポーツ大好きっ子(感動でからだとこころの成長を)育てています。「健康増進支援事業」では楽しいトレーニングで自分のしたいことができる体力づくりを目標とし高齢者・障がい者を対象としたプログラムを実施しています。また「キッズエクササイズ事業」では幼稚園・保育園に出張し、子供達や親子一緒に楽しく運動することで、子供達の発達段階に合わせたトレーニングも指導しています。
学生への問いかけとして、「でもスポーツでは生活できないよーーは本当か??」がありました。フォルダの実践実績は、スポーツを通して地域を盛り上げれるようになるとスポーツで食べて行けるーーというものです。スポーツ×〇〇〇で地域活性化ははかられる!!というものです。〇〇に何を組み合わせるか。この〇〇〇の中に「独自性」と「評判を上げる」ための基礎・基本が有ることで活動に対する信用→安心→満足のサイクルが出来る。即ち「この施設で良かった」「この人(先生)でよかった」となる。実施団体や組織にその基礎・基本が根付いているかどうかにかかっている。フォルダはそれを目指しており、それは「人間力」である。演題の「スポーツ×人間力=無限大」にはその意味がこめられいることがわかりました。講義冒頭で紹介のあった「フェルダ職員五ケ条」にそれは集約されています。学生全員への質問として「スポーツ×〇〇〇=地域活性化」の〇〇〇には何を入れたいか」および「魅力ある指導者はどんな人か」があり、学生は授業レスポンスカードで回答しました。特にスポーツ部活学生には馴染みがあり、自分事と捉える含蓄のある講義でした。
質疑で、組織としてフォルダでは後継をどう育てているのかがあり、それにつき丁寧な回答がありました。


写真1 左:岡田学長  右:長屋理事長   写真2 授業風景
        

写真3 授業風景         写真4  授業風景