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新着情報

「地域創生論」の第十一回講義が行われました。

授業関係
農林水産省農村振興局地域振興課長の圓山満久氏を講師として、第11回目の講義が6月22日に行われました。
テーマは、「農林水産省の地方創生施策~特に条件不利地域(中山間地等)について~」でした。

国土面積の約7割は中山間地に属しますが、ここには経営規模の零細性と農業生産性の低さ、荒廃農地の拡張、コミュニティ機能低下などわが国の地域経済社会が抱えている問題点も集約的に表現されています。
圓山氏は「条件不利地域」としての中山間地域を魅力ある農山漁村としていくために、農商工連携による雇用創出の取組やジビエを活用した活性化の取組、インバウンドを呼び込むための観光ビジョンの策定や地域おこし協力隊の活動と定住促進など、施策の基本的方向性と具体的取組を豊富な資料に基づいて生き生きと紹介しました。

授業の後半には、ジビエを巡る地域での取り組みと問題点(狩猟人材の減少等)集落営農の基礎としての基盤整備事業の在り方やコメ作りの方向性などを巡って活発な議論が展開されました。
最後には、本学学生に向かって若者の力の活用による地域活性化への取り組みを呼びかけて講義を終了しました。

次回は、「岩泉町の地域振興と地域創生戦略」と題して岩泉町長伊達勝身氏による講義が行われます。