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新着情報

『森とくらしの冬季講演会』で岡田学長が講演しました。

イベント
 平成29年12月16日(土)「森とくらしの冬季講演会」(主催/森林(もり)とくらしを考える花巻市民の会、亀ケ森里山保全会 場所/花巻市 大迫町交流活性化センター)が開催され、会員、市民、本学の教職員・学生および花巻農業高校の生徒など、約30名が参加しました。

 大迫町は、花巻市の中でも農林業が盛んな地域です。木質バイオマスエネルギー利用(チップボイラー)を最も早くから行っていることが特質されます。花巻市大迫支所(旧大迫町役場)には、自治体庁舎で県内初導入(海外製、冷暖暖房用 2004年)、また同保育園では国産チップボイラーの国内初導入(暖房用 2005年)がなされ、現在まで利用されています。
 講演会に先立ち、参加者全員で「保全会」が3年間にわたり行った亀ケ森の里山整備の現地を見学。里山の機能やその森林構成について岡田学長、保全会の佐藤 平氏から解説・説明を受けました。
 また講演会では、「木質社会を目指し、木材利用促進を」という題で、岡田学長が熱く語られました。内容の一部として、“現代は枯渇性化石燃料の大量消費による利便性堪能の時代であるが、その持続性はなく、かつ地球温暖化問題からも低炭素社会への移行は、人類の大きな課題である。その対応として森林の保全および活用は極めて有効であり、東北、岩手、花巻地区には資源および産業インフラが潜在している。森林利用は人間性の回復、地域社会/地域経済の活性自立化にも有効である。その実現には、若い人たちの賛同参画が必要であり、本学では「地域定住人材育成プログラム」を開設して取組みを開始した”というものでした。
 参加者の中で、初めて参加した本学学生、花巻農業高校の生徒には大いに刺激になったと思われ、次々と活発な質疑応答が行われました。