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関上ゼミ マーケティング論観光グループ 花巻空港 上海・台湾旅行客の出迎えボランティア活動に参加

授業関係
 4月27日(土)午後13:30~18:30 花巻空港 国際線出迎えゲートにて上海・台湾からの観光客約200名を出迎えました。
(1)上海便観光客(86名)の出迎え
予定到着時刻 午後2:10 花巻空港着(出発 中国上海 10:15) 当日は、悪天候のため約30分近くの遅れでエアバスは空港へ到着した。ボランティアグループは、悪天候の当日小雨降りしきる三月半ばの陽気にもかかわらず、花巻空港3階の出迎えデッキにて、無事にエアバスの到着を願い、今か今かと花巻温泉協会、奥州市観光物産協会、岩手北自動車グループ、ホテル森の風の方々と、“ようこそ花巻へ”という横断幕を広げ、各自中国国旗を手にしながら一生けん命上海観光客の方々に歓迎の気持ちを込めて手が悴むのを絶えながら旗を振り続けた。空港3階デッキから、中国国旗と横断幕を見て感激している観光客がこちらに向かい逆に手を振る人やカメラでこちらを撮影している光景を目にした。
その後、ボランティアメンバーは1階の国際線出迎えゲートに移動し、バゲッジアウト後の観光客をゲートで一人一人に「ニーハオー、ファインコンリン・・・」の掛け声とともに出迎えた。ゲートでボランティアメンバーを目にした観光客は感激しながら、笑顔でこちらに挨拶を精一杯返してくれた。安比高原での観光を楽しむ若い観光客、親子ずれ、あるいはご年配の親族を伴った家族連れなど、多様な観光客でゲートは一杯になった。
(2)台湾便観光客(119名)の出迎え 
台湾からの観光客は、午後4時50分 花巻到着 予定通り無事到着した。台湾から到着した観光客の方々は、熱帯地域からおいでになった方だと一目でわかる服装であり、とても陽気な方々が多く見受けられた。若い男性の方々は、当日の花巻の天候が気になったのであるが、「半そで短パン」という初夏の軽装の服装でいらっしゃった。台湾からのご一行の方々は、出迎えゲートの横断幕前で記念写真を撮影する姿が数多くみられ、何人も何人もカメラアングルをとりながら記念写真に納まっていた。皆さんの素敵な笑顔が印象的でとても人懐っこく感じられ、われわれボランティアメンバー達は疲労困憊していたが、観光客の方々の笑顔を見た瞬間、新たなエネルギーが蘇ってきた。台湾の方々のお見送りは、夕刻となった時間でありさらに一層厳しい天候であったが、メンバー達は笑顔を絶やさず、お見送りを無事完了できた。
ボランティアメンバー達全員の胸中には「ハブア ナイスデイ! エンジョイ バケーション!」日本の伝統文化と観光地のすばらしさを満喫し日本に再度いらっしゃってください!ボランティアメンバーの冷えた体とはうらはらに、そんな願いがメンバーの一人一人の顔に浮かんでいた。
あるメンバーは、ボランティアとは奉仕の精神であることは承知していたが、奉仕とは活動の中ではかなりハードな部分を兼ね備えた面もあり厳しい部分もあることを体験した。しかし、参加したことにより、胸の内に温かいものが湧き上がり、その後のボランティアメンバーにも良い体験ができるのではないか。そのことはボランティア活動から得られる大きなプレゼントになるのではないのか、そのようなことを実感する機会となった、と話していた。

今日の世界情勢の厳しさとは別に、次のようなことを感じました。観光の特質は、両国の国民の文化がこの観光地の花巻空港で融合する瞬間にあるのではないか、さらに観光によりお互いがこだわる垣根を越えることができ、共に生活していく共有できる場が誕生するのではないか。このような活動を両国が続ければ、花巻空港を通じて一歩一歩お互いの国際理解が継続でき、さらに世界平和ももっと早く実現できるのではないか、今回も前回と同様にそのように理想的国際情勢を思い浮かべる機会となりました。