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新着情報

自然エネルギー論と遠藤ゼミの合同で「花巻スイミングスクールのペレットボイラー」をフィールドラーニングしました。

授業関係
 2019年5月20日 自然エネルギー論と遠藤ゼミ(専門演習Ⅰ)合同での、花巻スイミングスクールの伝説ペレットボイラー(能力550kwh:同じ設備で35年間と日本で最も長く運転を続けている)のフィールドラーニングを行いました。
現地到着後にまず小林社長様から、運転中のボイラーで設備の仕組みを教えて貰いました。続いて以下の様な説明を受けました。この設備で年間を通してのプールの加温と給湯、冬場はそれに加えての暖房を賄っている。同プールでは石油系燃料は使っていない。木質バイオマス(ペレット燃料)は循環型の持続可能なクリーン燃料、石油系燃料より安価。石油を代替出来る面でも経済効果(特に地域経済効果)がある。燃え残りの灰分は肥料として利用できる(ただし、福島原子力発電所の事故影響で一時期は灰分線量が基準を超え廃棄処理をせざるを得ない時期はあった)。安定した熱需要のある所(例えば、老人介護施設、温浴施設、学生寮等々温水と暖房需要のある所)では実用性があるので普及が望ましい。木質バイオマス利用は地球温暖化対策にもつながる等々、小林社長様の信念の経営姿勢を伺うことができ、環境教育の場ともなりました。
学生の感想として、「30年以上も前から地球に優しいペレットボイラーを使用していたことに驚いた。」、「県の政策によって補助金の差は大きいとのこと。県の政策を考えていくためにも選挙は大切だと改めて実感することができた。」、「ペレットボイラーでは灰まで有効利用が出来ていて資源を無駄のなく使っていると感心した。」、「ボイラー室この一部屋の設備だけでプール施設全ての熱需要を管理供給できていること、またユーザー(小林社長)が技術(メーカー)を育てているのは素晴らしいと感じた。」、「実際に現物を見ることで仕組みが分かって良かった。身近な所で使われている、使いやすいものだと思った。他の所でも使って欲しい。」等々があり、現場・現物によるフィールドラーニングのよい機会となりました。