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花巻の移住者向け住宅エリア建設現場および紫波町循環型のまちづくり諸施設についてフィールドワーク(FW)しました。 ゼミFWの報告(専門演習Ⅰ 遠藤ゼミ)

授業関係
 2019年11月12日、遠藤ゼミ(専門演習Ⅰ)で、『富士大学連携型CCRC*)事業モデルの将来展望(星辰特別版11月末発行予定)』で共同している移住者向け住宅エリア(+子育て世帯集合住宅+保育所)建設現場および紫波町の循環型まちづくり関連施設のフィールドワーク(FW)を行いました。
*)CCRC: Continuing Care Retirement Community。健康なうちに移住しセカンドライフを活動的に暮らす人々のコミュニティ。邦訳は「生涯活躍のまちづくり」と言われています。
 CCRCサイト現地到着後、事業者である㈱山下組の髙木部長様、卯城室長様から事業概要の説明を受けました。工事は保育所(来年4月開園)と子育て世帯集合住宅(鉄骨構造3階建て)を先行し、移住者向け一戸建て(木造10戸)はこれから。山下組は林業にも進出し地元の自社産材を利用しています。現場で保育所建屋(屋根および床はり工事中)を見学しました。(写真1,2)
 次に紫波町に移動。紫波町は2000年6月に「新世紀未来宣言」、2001年6月には「循環型まちづくり条例(高学年小学生にもわかる表記)」を制定、以来これまで営々と「循環型まちづくり」に取り組んでいます。それを現場現物で確認するFWをしました。
まず町役場で産業部環境課の工藤環境室長様から取組み概要の説明を受けました(写真3,4)。紫波町は”森林“資源循環では町産木材を積極的に活用し、林業の活性化、森林の機能維持を図り、資源と経済の二つの循環の両立を目指していること、オガールエリアの開発には公民連携手法や前記条例の具体的実践がなされている等の説明をいただきました。
 その後、その各施設を見学。駅待合施設、環境・循環型PRセンター(写真5)、紫波型エコハウス(写真6)。エネルギーステーションでは㈱紫波グリーンエネルギーの藤原様から地域熱供給事業の説明を受けました(写真7、8,9)。オガールベースでは、日本初のバレーボール専用体育館と併設するビジネスホテルのオガールインについて、福土支配人様から説明を受け施設を見学させていただきました(写真10.11)。
 つぎに、「えこ3センター」に移動。紫波町は有機資源の100%循環利活用を目指しています。農林課農業振興主査の藤原様から、堆肥と木質ペレットを製造方法と製品の町内での利活用状況の説明を受けました。その後、施設を嗅覚と触覚でも体験する五感型見学を行いました。(写真12,13,14)。
 最後に紫波町農林公社を見学。同公社は町内の農林業者の相談窓口として開設され、新規就労者/認定農業者の支援、六次産業化の支援および木質燃料(燃料用チップ、薪)の製造・販売を行っています。公社の北條様から業務概要と現場施設(移動式チッパー、土場等)を案内いただきました。残念ながらチップ製造作業は終了していましたがトラクタ―駆動型チッパーの迫力は確認できました(写真15.16)。
 ゼミではこのFWの内容を各自がプレゼンテーション報告をすることを課題とし、ゼミ授業に活かしていきます。