文字サイズ
※翻訳が不十分な場合もございます。
ご了承下さい。

新着情報

第5回 地域活性化論 「「縄文」×「SDGs」のまちづくりへ向けて」が行われました

授業関係
 10月13日(木)、一戸町山本和広副町長様による「「縄文」×「SDGs」のまちづくりへ向けて~持続可能な一戸町を創るために~」というタイトルで講義が行われました。

 講義内容は、一戸町の概要(地理的位置、人口等)から講義が始まり、御所野遺跡世界遺産登録(遺跡発見、開発か保存か)、道の駅、町の特産品の開発(縄文One Third )、モニターツアー、SDGsのまちづくり、遺跡縄文・里山カレンダー等が紹介されました。その後、新しい一戸町の対策として、再生可能エネルギー利用促進・CO2削減の取り組み(横浜市との取り組み、北岩手環境共生圏)、岩手銀行やゼロボード会社との共同事業、地域内エコシステム(木質チップボイラーの導入を、熱利用又はCHP(熱電併給)のどちらで進めるか)、林業関係事業、新産業育成としてのP-TECH構想、町内企業のDX化と町内アパレル企業によるふるさと納税への貢献等が話され、最後に一戸町の総合計画基本計画と町民アンケート結果の紹介があり、今後一戸町は女性・若者が活躍しやすい町づくりを目指していくという決意が副町長様より熱く語られました。
 最後に、際立っていたのはかつて岩手県県北の高原野菜の町として全国的に名高い一戸町が、1980年代の御所野遺跡の発見ときっかけに世界遺産登録まで急激に町全体が変化しているのは、町民の方々と行政が一体となり、地域活性化を実施してきたという事実があったということでした。ことに学生に注目が集まったのは、初めて聞く一戸町の内容が多かったということと同時に変化の激しい一戸町へ若者として興味を強くもっているという事実です。学生のアンケートには必ず一戸町を訪れ、自分の目で確かめたいというものや学生からの講演者への質問内容等から町に興味を持っていることがわかり、とても意義深い講義であったことを記述いたします。 

その後、一戸町の主要メンバーと本大学の先生方との意見交換会が実施され、白熱ある意見交換が予定時間を超えて実施されました。