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新着情報

第6回 「地域活性化論」 『花巻市のまちづくり総合計画の概要』と『富士大学のプラットフォーム機能』が行われました

授業関係
 第6回から地元の花巻市の活性化論となりました。第7回からは様々な分野毎にその事業を担当する花巻市職員と市内で活躍する事業者のペアの講義となります。第6回はその導入として花巻市の取組の全体像を『花巻市のまちづくり総合計画の概要』というタイトルで花巻市総合政策部秘書政策課の伊藤浩課長補佐にご講義をいただきました。続いて富士大学の地域活性化への取組を経済学科の遠藤元治教授が『富士大学のプラットフォーム機能』で講義しました。

 花巻市のまちづくりの取組は、2014年度~2023年度までを計画期間とする「花巻市まちづくり総合計画(現計画)」と2024年度~2031年度までを計画期間とする「第2次花巻市まちづくり総合計画(策定中)」があります。伊藤課長補佐は現計画につき、『まちづくり総合計画とは何か。策定の根拠。策定の経緯。計画の構成。期間内の振り返り』を説明されました。現計画の策定には公募委員51名から成る市民会議が設けられ富士大学学生7名が参加、そのコーディネーター・ファシリテーターとして富士大学地域経済文化研究所が運営を支援したとの紹介がありました。まちづくりの5つの分野(しごと、暮らし、人づくり、地域づくり、行政経営)毎に目指す姿、基本政策、施策に基づく主な事業の具体的実績が示されました。続いて、第2次花巻市まちづくり総合計画の、計画の基本方針、計画の策定状況の紹介がありました。策定のため、まちづくり市民ワークショップが開催されていますが、その若者部門(高校生以上22歳までの市民)には本学学生も参加しています。今月、バス路線「大迫花巻線」の本学最寄りの停留所が、本学正門前に移設されましたが、このバス路線もこの計画に基づく活動であることなど、私たちの生活にどのように生かされているのかを分かりやすく講義していただきました。    

 遠藤教授からは、人には個性、家には家風/家訓、国は国柄、会社には社風/社是/企業理念/経営方針が有る、と同様に富士大学には「建学の精神/大学の使命/大学の目的」が有り、それの解説がありました。富士大学は「地域貢献大学」を目指しています。地域連携推進センター等の大学の組織体制の説明があり、続いて、大学の7つの使命毎にその取り組み内容と実績を大学ホームページ新着情報記事で紹介。例えば「地域創生論」、「地域活性化論」は使命①「生涯学習の機会を人々に提供」に基づくものあり、使命②「大学の研究成果を地域に還元」では本学がプラットフォームとなって進めている「花巻市および周辺地域内エコシステムモデル構築事業」等が有ることなどが紹介されました。講義のまとめは、『その自治体を知るには総合計画を知るべし。企業を知るには経営理念/経営方針を知るべし。大学を知るには学長挨拶/教育理念/教育目的を知るべし。富士大学は、地域貢献する大学を目指しており、その活動がフラットフォーム/シンクタンク機能の発揮です。』として講義を締めくくりました。

講義終了後は、地域連携推進センター主催の「地域活性化論研究会」を開催。伊藤課長補佐、本学教職員4人の参加で、授業振り返り、情報交換、意見交換を行いました。

写真1 左から 伊藤浩課長補佐、遠藤教授


写真2  授業風景


写真3 授業風景


写真4 授業風景