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新着情報

第8回「地域創生論」 『スポーツを通したまちづくりを生業に』が行われました。

授業関係
6月1日の講義は、富士大学校友会副会長・NPO法人フォルダGMの司東道雄氏を講師として開講されました。司東氏は北上市生まれの57歳。本学の卒業生(部活はスキー部)。北上にある極楽寺・安楽寺の第67代の現役のご住職です。役職は200以上で、スポーツを通したまちづくり活動を行うNPO法人フォルダGM、いわてスポーツコミッション顧問、北上市議会議員、そして富士大学校友会副会長等で大活躍されています。祖父の真雄氏は本学の前身である奥州大学の教授でした。また次女の実優氏はアメリカのクレアモント大学の大学院生でチアダンス部門オールアメリカン全米3位のトップアスリートで、実優氏は現在夏休みの帰国中であり、集中講義で本学の「体育実技 ダンスA」の非常勤講師を勤めていただいています(http://www.fuji-u.ac.jp/news/62850)。講義では実優氏の授業風景のテレビニュースの紹介もありました。

本講義は、まず住職としてお寺境内で活動(本学卓球部の座禅・写経体験や樹木葬/極楽寺国見の里自然葬と安楽寺きたかみ桜葬事業等)の紹介がありました。続いてNPO法人フォルダの幅広い事業内容を沢山の映像資料でわかりやすく解説いただきました。同法人は、フォルダの言い出しっぺ制度(言い出しっぺが事務局に案件を持ち込み、具体化を相談。案件化が成立すれば参加者を募集して催事を実行する。そのビジネスモデル)により「総合型地域スポーツクラブ事業」で多くのイベントを行っています。フォルダは職員は18名。クラブ会員は5200名。イベント参加者は年間30万人。年間予算は最高額で1億円規模となっています。その数数の事例紹介がありました。また自治体からの受託事業、国庫補助事業(スポーツ庁等)も数多く行っています。今年の紫陵祭(本学学園祭)は学友会と交友会の連携で新企画を実行しませんか、と学生と大学に対するエールをいただきました。「事業成功のポイントは、アイディアとスピードと行動!!」との開示がありました。フェイスブック・インスタグラムで情報公開をしており、コンタクトを希望する学生は名刺を持ち帰って下さいとの呼びかけで講義を終えられました。富士大生および本学との具体的な連携の出現を予感させる授業内容でした。

質疑応答では、住職という職業からくるモノの見方の諸活動への影響(シナジー効果)や反映はどうであるのか。NPO法人フォルダの経営に関する質問。公職と各事業との関係関連性や留意事項とは。大学生時代の問題意識の有無。大学学生生活の経験がどう影響したか。等等の質問があり、それにつき丁寧な回答がありました。

写真1 左:司東氏 右:岡田学長

 授業風景 学長講師紹介

  

授業風景