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新着情報

第4回「観光産業論」 『釜石市復興まちづくりとサステナブルツーリズム』の取り組みが行われました。

授業関係
 観光産業論の第4回(10/05)は、株式会社かまいしDMOの代表取締役 河東英宜氏による講義が行われました。釜石市は、GSTC(Green Destinations Council グローバル・サステナブル・ツーリズム協会)の国際基準に基づき、2018~2022年の6年連続で「世界の持続可能な観光地100選」に選出されている観光都市です。今回はそれを支える地域マネジメントが内容でした。講師によると、まちづくりと一体になった観光は地域を丸ごとマネジメントすることが求められます。それは通常の会社経営とは違うのだそうです。観光というのは、地域資源の利活用に支えられています。が、その地域資源は観光をマネジメントする会社組織の経営資源ではありません。地域資源とは、地域の共有財産、社会的共通資本で、それには人も含まれます。講師によると、会社の経営資源ではないので、マネジメントが及ばない。だから、観光には、「競争」ではなく、社員ではない人たちと「共創」が必要であり、その共創関係をつくるためには、パートナーである地域の人々の生活との調和が大事であるという話がありました。ですが、同時に、商品開発、ターゲティングによるプロモーションやコンテンツの開発などビジネスの側面も大事で、これらをいかに両立していくかが成否のカギを握るようです。求められるのは、地域づくりとビジネスの両輪です。

【学生の声】
・地域との関係作りについての話で、観光まちづくりのことについて話していたが、観光に来てくれた人の便益利益を最大にすることではなく、地域の人たちの生活の向上とかそう言うことが最優先なのかなと言っていて、なるほどと思った。
・企業と地域両方に寄り添わなければいけないことが分かりました。企業と地域両方とコミュニケーションを取りながら自分たちの考えやプランを伝える中で理解を深め連携を高めるのが大切になってきていると分かりました。

写真1  左から 岡田学長 河東氏(講師)、石川教授


写真2 授業風景 


写真3  授業風景