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「資源・エネルギー特論」(遠藤教授)で富士大学構内の木質エネルギー熱利用施設(岩手ウッドパワー社のESCO事業)をフィールドワーク(FW)しました。

大学院
2023年12月25日(月)の3時限(12:30~14:00)に 大学院(経済・経営システム研究科)の「資源・エネルギー特論」で6月から運転を開始したチップボイラー施設のフィールドワークを行いました。

 この事業は、(株)岩手ウッドパワーのESCO事業です。富士大学が地域プラットフォームとなり全体コーディネート役の「花巻市および周辺地域内エコシステムモデル構築事業」の成果で実現しました(既報「森林技術 10月号」http://www.fuji-u.ac.jp/news/65647
の通り)。130kwチップボイラー(オーストリアETA社製)が第2陸奥寮のボイラー室に設置され稼働しています。このボイラーにより第2,第3陸奥寮の浴場、洗面所、トイレ等および第2陸奥寮の床暖房用に温水が供給されます。この事業では燃料チップを大学構内のヤード(教授会館前用地/サッカー部クラブハウス向かい)でオンサイト製造しますが、冬季となり、外気温低下、降雪等によりこの現場での燃料チップ製造は難しくなっており、雫石の製材工場からのカラ松チップ等を利用する運用も試されています。

 当日は上記のカラ松チップによる第2陸奥寮の床暖房用のみの運転中でしたが、FW中に全てのチップが消費されチップボイラーは自動停止し、バックアップ用の灯油ボイラーが自動スタートするのを確認しました。その瞬間、13時2分12秒にチップボイラーの自動運転停止のメッセージ(Check fuel!)が遠藤教授の携帯メールに入りました(写真6)。きせずしてこのETAボイラーはインターネットでオーストリア本社で運転がモニタリングされており、重要情報はユーザーや代理店に即時通知されるDXシステムを体験しました。

写真1 ボイラー室・チップサイロ前



写真2 チップボイラー モニター画面確認
(この時はまだ燃えていました。この後、自動運転停止になりました)



写真3 チップヤード ハウス内 小型移動式チッパー観察



写真4 チップヤード 教授会館 (燃料チップ原料材観察)



写真5 自転車置き場リノベーション 製材所背板乾燥確認



写真6 ETA からの携帯電話への通知画面
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