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新着情報

経済学科の遠藤・吉田・木村合同ゼミ(専門演習Ⅰ・3年生+専門演習Ⅱ・4年生)で「結パーク・フォーレスト」と「旧八福どじょう庵(旧南部屋敷農園)」をフィールドワークしました

授業関係
 4月24日(火) 遠藤元治教授と木村憲一郎教授(専門演習Ⅱ)と吉田哲朗教授(専門演習Ⅰ)の合同ゼミで市内東和町の結パーク・フォーレスト(結PF)と市内高松の旧八福どじょう庵(旧南部屋敷農園)に学生15名、教職員4名によるフィールドワーク(FW)を実施しました(写真1 集合写真)。
 
結PFとは、宮川正裕代表理事(元本学教授)が500年続く宮川家の里山(鳥居・神社も有する1.6haの山林)を活用し、地域の活性化と地域への貢献を目指す事業です。富士大学も連携協力しています。富士大学地域連携推進連絡協議会の専門部会で「富士大学連携地域セミナーハウス事業企画」が検討さました。その結果を踏まえ現在個人事業としての運営がなされています。結PFの概要は図1の通り。FWを通じてゼミ生たちは、結PFが掲げる4つの事業構想の進捗状況を現地で確認しました。構想Aの「連携セミナーハウス」関連は「森の学び場」を目指す事務所兼居宅が本年2月に完成。構想Bの「森林資源整備と間伐材の有効利用」では、県民税による数度の間伐が行われ明るい森に変身しています。結PFへのFW2回目の遠藤ゼミ生は全員がそれに感動。間伐材活用の富士大学チップボイラー燃料用としての利用はいよいよ本年度から本格化します。その資源状況を確認しました。現地では宮川先生から森の遷移(自然更新の様子)やノリウツギの里つくり(和紙づくりに必要な糊の原料植物)」取組み等に森の学びの説明を受けました。
続いて市内高松の旧八福どじょう庵(旧南部屋敷農園)に移動。ここは15年ほど前までは飲食施設、公園(ゆり園)、農園として利用されていましたが遊休施設となっていました。昨年年末から銀河の里関係者により、この施設のリノベーションの検討が始っています。遠藤教授・遠藤ゼミではそれに連携してます。既に農業用倉庫の一角は地域内エコシステムの岩手ウッドパワー社ESCO事業のチップデリバリースポットとして利用が開始されています。その倉庫はじめ遊休施設をFWしてリノベーションの未来を想像(創造)するブレーンストーミング的FWを行いました。

学生のFWレスポンスカードには下記の様なものがありました。
結PFについて
・森林を保全管理することのメリットを理解した。
・林地内には未利用の材が沢山残置されていることに驚いた。
・去年より森の中が明るくなり、風通しがよくなっている(間伐の効果を実感)。
・去年より森が綺麗になっている。
・都会の人々に里山に来て貰うことの重要性、それによる都会への影響の様なものを感じた。
どじょう庵について
・整備されている風景は人々がつくりあげてきた結晶であること(手入れがなされなければすぐ廃れることを)を実感。現地で自然の凄さと寂しさを感じた。
・以前は公園だったりして栄えていたとしても管理しなければ廃れる。(景観の維持には)人による管理が必要不可欠なのだと知った。
・自然と共に暮らすことは可能だと感じたし、自然を活用しようとしいる所が良いと感じた。自然/森林にふれたことで興味が湧いた。
・まだ全くの初期段階で、これからどの様に変化をしていくのか楽しみである。
・自然が豊で良い所だと思った。昔の施設(水車、街路灯、ライトアップ照明施設等等)が残置されている。これらの再利用はいいなあと思った。

写真1 集合写真 (旧八福どじょう庵駐車場)


資料 結パーク・フォレスト
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写真2 結PF (宮川理事長 ガイダンス風景)



写真3  結PF 間伐施業後の林内 (明るい森になっている)



写真4 結PF (天然更新樹確認)



写真5 結PF 事務所兼居宅と間伐材(用材) 



写真6 旧八福どしょう庵(レストラン棟)



写真7 旧南部屋敷農園(農業用倉庫 チップ保管&移送利用)



写真8 旧南部屋敷農園(農業用ハウス)  



写真9 旧南部屋敷農園 (木の駅予定用地)