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新着情報

「エネルギーと環境 第10回」の授業(経済学科遠藤元治教授)で富士大学構内の木質エネルギー熱利用施設(岩手ウッドパワー社のESCO事業)をフィールドワーク(FW)しました

授業関係
 6月12日(月)1時限の「エネルギーと環境」の授業で6月から運転を開始したチップボイラー関連施設の見学学修フィールドワークを学生99名で行いました。
 この事業は、(株)岩手ウッドパワーのESCO事業です。富士大学が地域プラットフォームとなり全体コーディネート役を果たしている「花巻市および周辺地域内エコシステムモデル構築事業」の成果で実現しました。130kwチップボイラー(オーストリア製)が第2陸奥寮のボイラー室に設置され稼働しました。このボイラーにより第2,第3陸奥寮の浴場、洗面所、トイレ等および第2陸奥寮の床暖房用に温水が供給されます(床暖房用はこの秋から)。また、この事業では燃料チップを大学構内のヤード(教授会館前用地/サッカー部クラブハウス向かい)でオンサイト製造します。この施設もFWしました。第9回の授業で地域内エコ事業に関する事前学修を行い、第10回にその現場現物を確認しました。

 このESCO事業には多くの見学や視察があり本HP新着情報で既報の通り(参照:http://www.fuji-u.ac.jp/news/63116 http://www.fuji-u.ac.jp/news/62818)。            
今回が初めて本学学生へのお披露目になりました。この事業の特長はヨーロッパ的DIY手法を多く採り入れたことです。DIY効果が実証されています。遠藤教授ゼミでは岩手ウッドパワー社の久保社長と連携し、この事業全般を研究調査対象とし、複数のゼミ生がこの事業を卒業論文テーマとしています。

FWした学生FWレスポンスカードには下記の様な所感・吟味がありました(主なもの)。
・大学構内にこんな立派な設備があることに驚いた。この授業を受けなければ知らないで卒業したと思う。知れて良かった。チップをつくるのが新鮮で楽しかった。
・このボイラー導入で大学は発生しているCO2が3割減となることに驚いた。
・実際に体験見学したことで習ったことの理解を更に深めることが出来た。
・実際にチップボイラーが稼働しているところ見て迫力を感じた。FWで見学した現物はエネルギー生産で大きな力を発揮していて既に変化をもたらしていることが分かり感銘した。ボイラーが活躍している所はかっこよかった。紫波町のオガールにあるボイラーも見てみたいと思ったし興味が湧いた。見学が出来て楽しかった。
・身近に他にも捨てられている木材がないか見つけていきたい。
・最近、寮のお風呂の温度が上がっている。あらためてチップボイラーが機能しているんだと実感した。
・FWによってチップ製造を体験するなど授業内容をより詳しく理解することが出来た。チップボイラーの効果等が分かった。
・この授業を受けていない学生にも富士大学にはこんな設備があるのだと知って貰った方がいいと思った。
・座学とは違い、見て学ぶという事の楽しさを学んだ。
・自分で出来ることは自分でやるヨーロッパのDIYのスタンスを知った。エネルギーを他国に頼らず自給することは大事ではないか。木質利用は国際情勢の変化によるエネルギー不足への対応になると思った。
・チップがとてもいい匂いでリラックス効果が期待できると思った。

写真1 FW直前説明  DIY作業の記録動画紹介(断熱材加工)


写真2 FW直前説明  DIY作業の記録動画紹介(サイロ製作)


写真3 チップサイロ見学 (サイロ内部観察)


写真4 チップサイロ見学


写真5 チップボイラー見学 (コントロールパネル説明)


写真6 チップヤード見学 (チップ製造体験)


写真7 チップヤード見学 (チップ製造体験)